水のコラム
油や洗剤の適切な処分方法とは?環境汚染や排水口の劣化の恐れも!
毎日使うことの多い油や洗剤ですが、そのまま捨てていませんか?
油汚れが付着したまま洗ったり、大量の洗剤を使って洗い物をしたりすると、知らないうちにさまざまなトラブルを招いている可能性があります。
この記事では、毎日使う油や洗剤をそのまま捨てることで考えられる住宅面での影響や環境面の影響と合わせて、適切な処分方法についてご紹介します。
油や洗剤を排水口に捨てることで考えられる影響
油や洗剤を排水口に捨てることで考えられる影響は、住宅面と環境面の2つあります。
住宅面での影響
住宅面で考えられる影響としては、一つ目に排水管に汚れが付着して詰まりを引き起こす可能性がある点です。フライパンや鍋などに付着した油をそのまま捨ててしまうと、排水管に付着します。そのあと、食材カスや洗剤カスが流れてしまうと、排水管に付着した油と融合し、詰まりの原因になる可能性があります。
二つ目に、詰まりが起きてしまった場合、排水口から逆流したり、湯水の通り道が塞がれているせいで、排水管に負荷がかかって水漏れに発展したりする可能性がある点です。このように、油や洗剤を流してしまうと、長期的な使用によって詰まりが起きる可能性が高まってしまうと考えられます。
環境面での影響
環境面で考えられる影響としては、環境汚染があります。ごくわずかな油汚れや洗剤であれば、海面に棲む微生物が分解し、環境汚染にはつながりにくいと考えられます。
しかし、毎日ごく僅かな油や洗剤を長期的に多数の家庭から排出すれば、微生物の分解が追いつかず、ゆくゆくは環境汚染に発展しかねないと言えるでしょう。
そういった意味でも、油や洗剤はできる限り環境汚染につながりにくいものを選んだり、キッチンペーパーに浸して可燃ゴミとして捨てたりと言った工夫が大切と考えられます。
残った油や使用済み油の適切な処分方法
ここでは残った油や使用済み油の適切な処分方法について5つご紹介します。ただし、お住まいの地域によっては油の処分方法が細かく指定されているケースもあります。
あらかじめお住まいの地域にある市区役所公式ホームページから、油の適切な処分方法を把握した上で取り入れてください。
紙パックとビニール袋を使う
一つ目は紙パックとビニール袋を使うものです。揚げ物油などが不要になったときは、紙パックに古新聞や不要になったタオルなどを敷き詰めて、上から冷めた油を流し入れます。
さらに上から古新聞や不要なタオルをかぶせたら、ビニール袋に入れて可燃ゴミに捨てましょう。油が漏れないよう、ビニール袋は2重から3重にしておくと破れにくく漏れにくいです。
また、燃えてしまうと大事故につながる恐れがあります。ビニール袋に入れる前に、上から水をかけておくと安心です。
油凝固剤を使って自治体の処分方法に沿って捨てる
二つ目は、油凝固剤を使って自治体の処分方法に沿って捨てる方法です。ホームセンターやドラッグストアのほか、最近では100円均一でも気軽に購入できる油凝固剤を、温かい油に入れて数回混ぜ、固めて捨てます。
自治体によっては固めた油の処分方法が可燃ゴミや不燃ゴミと分かれているため、油凝固剤を使用して処分する際は、あらかじめ自治体の公式ホームページから確認することをおすすめします。
古新聞や不要なタオルを使って捨てる
三つ目は、古新聞や不要なタオルを使って捨てる方法です。紙パックを使用せずに古新聞や不要なタオルだけを使って油を染みこませたら、ビニール袋に入れて可燃ゴミへと処分する方法です。
非常に簡単ではあるものの、燃えてしまう可能性があるので、捨てる際は上から水をかけて燃えないようにすることが大切です。
サイズアウトしたオムツを使って捨てる
小さい子どもを育てていると、サイズアウトしたオムツの処分に困ることはありませんか?そのようなときも、油の処分に活用しましょう。
サイズアウトしたオムツをビニール袋に広げたら、その上に不要になった油を流し入れます。上から水をかけてビニール袋に入れれば、可燃ゴミとして処分できます。
ごく少量であればトイレに流す
キッチンペーパーやティッシュがなく、どうしても油を捨てなければならない場合は、トイレに流す方法も有効です。ただし、トイレの配管や排水管もキッチンの排水口と相違ない作りであるため、頻繁に流すのは控えてください。
残った洗剤や使わない洗剤の適切な処分方法
ここではボトルの洗剤や紙パックの洗剤、柔軟剤や漂白剤などが余っているときの適切な処分方法についてご紹介します。
ただし、油の処分方法と同様に、各自治体で処分方法が指定されているケースもあります。洗剤を捨てる際も、あらかじめ自治体の公式ホームページをチェックした上で取り入れてください。
紙パックなどであれば可燃ゴミとして処分する
洗剤が紙パックのタイプであれば、可燃ゴミとして処分可能です。湿気によって使用不可になった洗剤も、鐘楼であれば紙パックに入ったまま捨てても問題ありません。ただし、大量に残っているときは、できるだけ使用してから捨てるのが望ましいです。
新しい紙パックの洗剤と合わせることで、湿気が分散され、問題なく使用できる場合もあります。できる限り使用した上で処分するよう努めましょう。
液体洗剤は古新聞や不要なタオルに染みこませて処分する
液体洗剤が残っている場合は、古新聞や不要なタオルに染みこませてから可燃ゴミとして処分しましょう。本体は不燃ゴミやプラスチックごみなどに分別されることが多いため、中身が入ったまま処分することは控えましょう。
アレルギー体質によって使用できない洗剤であれば、しっかり染みこませた上で本体を洗ってから処分するのが望ましいです。
塩素系漂白剤も古新聞などに染みこませて処分する
塩素系漂白剤も古新聞などに染みこませてから処分してください。中身が入ったまま捨ててしまうと、分別ができないほか、ゴミを分別する作業員に手間がかかるなど、見えないところで多くの人の手をわずらわせてしまいます。
各自治体の公式ホームページでも洗剤の捨て方については詳しく明記されているので、できる限り自治体の決まりに沿って捨てるよう心がけましょう。
なお、古新聞や不要なタオルに染みこませたまま捨ててしまうと、臭いが発生したり発火したりする恐れがあります。古新聞やタオルに染みこませたあとは、水をかけてからビニール袋に入れて捨てるのが望ましいでしょう。
買い替える物であれば移し替えるのが効果的
いつも決まった洗剤や柔軟剤、塩素系漂白剤を使っているのであれば、多少残ったものであれば移し替えて使うのが望ましいでしょう。
香りが気に入らなかったり、使用後にかゆみが起きたりと言ったトラブルが見られた場合は、古新聞や不要なタオルに染みこませてから捨てる方法が有効です。
微量の柔軟剤は消臭スプレーとして使用するのもおすすめ
ごくわずかでも柔軟剤が残っている場合は、水に溶かして次回のすすぎ洗いに使用するほか、霧吹きなどに移し替えて消臭スプレーとして活用するのがおすすめです。
ボトル内をきれいにした上で捨てられるほか、霧吹きに入れて使えばいつでもお気に入りの香りを楽しめます。ボトル周りに柔軟剤がこびりつくことがありますが、この場合もすすぎの際に衣類などで拭いてから柔軟剤を投入することで、ボトルをきれいに捨てられます。
まとめ
本記事では油や洗剤の適切な処分方法についてご紹介しました。ごくわずかな油や洗剤であっても、長期的に、また多くの家庭から排出されれば微生物の分解が追いつかず、環境面に悪影響が出る可能性があります。
また、住宅面でも、排水管が詰まる可能性や、水漏れ、逆流と言ったさらなるトラブルにつながる恐れもあります。さまざまな面での悪影響が考えられるため、使用の際は捨て方や使い方に工夫を取り入れることが大切と言えます。
油や洗剤のかすによって排水管に詰まりがあるようであれば、無理に自分で解決しようとはせず、最寄りの水道業者に点検や修理を依頼してください。
岐阜のトイレのつまり・水漏れは、水道修理の専門店「ぎふ水道職人(岐阜水道職人)」
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