水のコラム
台所の蛇口に付着した頑固な青サビを除去する方法について解説!
蛇口についている緑色の汚れのようなものを見たことはないでしょうか?それは、「青サビ」と呼ばれるサビの一種です。
蛇口は主に銅やステンレスで作られています。蛇口に水滴がついたままだと、やがて酸化して青サビになるのです。青サビが頑固に付着してしまうと、簡単に取り除けなくなってしまいます。
そんな青サビですが、「放置していても問題ないのか?」「人の身体に害はあるのか?」といった疑問を持つ方も少なくないでしょう。本記事では青サビとは何なのか、取り除く方法と予防策、蛇口の取り換えについて解説していきます。
そもそも青サビとは?
銅やステンレスなどの金属で作られた蛇口に水滴がつき、酸化すると「緑青(ろくしょう)」別名青サビができてしまいます。
蛇口には加工しやすく、抗菌性もある銅がよく採用されますが、青サビができやすいのが特徴です。「有毒なのでは?」と思えてしまう見た目で、人の身体に害を与えないか心配になってしまいますが、害はありません。
しかし、あまり美しくない外見なので早急に取り除きましょう。
ちなみに蛇口には、青サビ以外の汚れも付きやすいです。白色に汚染されたものは水道水に含まれているカルキなどミネラル成分です。カルキの成分はアルカリ性です。
黒色に汚染されたものはカビです。カビは外見がよくない上にアレルギー症状を引き起こすなど、身体にも害を起こしかねません。
青サビと勘違いしたり、青サビに混ざって気づかないでいたりしてそのままにしてしまうと危険です。早急に対処しましょう。
台所の蛇口に付着した頑固な青サビを除去する方法
青サビは身体に害がないものの、きれいな外見ではないので取り除きたいところですよね。青サビを取り除くためには以下4つの道具が便利です。
・歯ブラシ、メラミンスポンジ
・重曹
・酸
・青サビ専用クリーナー
それぞれの掃除方法を見ていきましょう。
■歯ブラシやメラミンスポンジ
青サビの状態が軽いうちであれば、古い歯ブラシに歯磨き粉をつけて磨くと落ちやすいです。
歯磨き粉には研磨剤が含まれていて、サビを落とすのに最適です。磨いた後、水でよく洗い流してください。メラミンスポンジも研磨剤の役割を持っています。水分を含ませて磨き洗い、水で流しましょう。
■重曹
重曹も細かい粒でできているため、研磨剤としての役割を果たしてくれます。重曹1:水2~4の割合でペースト状にしてパックをし、30分~1時間放置します。
その後スポンジでやさしくこすってサビを落とし、水洗いして乾いたタオルで拭きましょう。なお歯ブラシもメラミンスポンジも重曹も、磨く際に力を入れすぎると傷つけてしまうので注意してください。
■クエン酸
クエン酸を使うと還元作用を起こします。還元作用とは、酸化してしまった金属から酸素を切り離し、オリジナルの状態に戻す作用のことをいいます。
お湯100㎖にクエン酸小さじ2分の1を混ぜ、青サビにスプレーします。その上からラップをして1時間程度置いてください。時間が経った後、ブラシでこすり洗いをして水で流すと青サビがキレイに落ちます。
■青サビ専用クリーナー
青サビ専用のクリーナーをかけてからスポンジでこすり洗いすると、見違えるようにキレイになります。
メンテナンスは1年に数回行うと、青サビのないキレイな蛇口をキープできます。青サビは身体に害がありませんが、毎日使う水回りは清潔感漂うキレイな見た目にしておきたいですよね。
なお、青サビは漏水によってできていることも考えられます。蛇口に触ってみて、漏れていないか確認してください。
濡れていなければタオルで青サビをふき取ります。濡れていたら、蛇口の中にあるパッキンの老朽化が漏水の原因かもしれませんので確認しましょう。
パッキンが破損していたり老朽化していたりしたら、新しいものに取り換え漏水が起きないか様子を見てみましょう。パッキンを換えても漏水がおさまらないときは、蛇口本体が寿命を迎えているかもしれません。そのようなときは、蛇口本体の取り換えも検討しましょう。
台所の蛇口に青サビが付きづらくする対策
青サビを予防するには、まず日々のメンテナンスが大切です。
蛇口に水滴がついて酸化すると青サビになるので、シンクを使ったあとは水滴をその都度ふき取るようにしましょう。
また、撥水コーティング剤を塗ることで、水を弾き素早く乾くようになります。早く乾けばそのぶん、青サビが付きにくくなるので、青サビ防止には効果的です。
それでも青サビができるとすれば、原因は水漏れにあるかもしれません。蛇口やパッキンなどの部品が原因で水漏れしているのであれば、部品を交換することで青サビが発生しにくくなります。
頻繁に青サビが発生してしまう場合は蛇口の交換を検討しよう
蛇口にも寿命があり、長年使っていくとどうしても劣化は避けられません。
仕組みが簡単な蛇口であれば自力でも取り換えが可能ですので、作業に自信がある人は試してみましょう。基本的な取り換え手順は以下の通りです。
1. 止水栓を閉めて水を止める
2. 既存の蛇口を取り外す
3. 取り付け部分を清掃する
4. 新しい蛇口を付ける
5. 止水栓を開ける
蛇口には単水栓や混合水栓などいくつか種類がありますが、新しいものは既存のものと同じタイプでなければいけません。種類がわからない時は、製造元に問い合わせるなどして新しい物を購入しましょう。蛇口を取り換えるには、モンキーレンチなどの工具を用意します。
自力で取り換え作業を行って、誤って水道管を傷つけたり設置の仕方をミスしたりすると、よりひどい漏水を起こすおそれも。
もし作業に不安があれば、プロにお願いした方がよいでしょう。水道業者であれば、蛇口の仕組みも熟知しているので安心して任せられます。費用面が気になるときは、何件かの業者から見積もりを取り比較してから選びましょう。
まとめ
今回は、青サビとは何なのか、取り除く方法と予防策、蛇口の取り換えについて解説しました。家庭の水回りは毎日使う場所ですから、清潔で気持ちよく使える場でありたいですよね。汚れたらその都度キレイにするという小清掃を習慣づけると、汚れが溜まらずキレイをキープできます。
蛇口の水滴を拭き取ってしまえば、青サビはできません。青サビは人の身体に悪い影響はないため、そのままにしていても問題はありませんが、見た目が美しくないので見つけたら取り除いてしまいたいですよね。
しかし、何度取り除いても青サビが繰り返されるときがあります。そのようなときは蛇口で漏水が起きていることを疑ってください。漏水が起きていたら、新しいものに取り換えることも検討した方がよいです。
蛇口は自力で取り換えることができますが、不安であればプロにお願いすることをおすすめします。青サビ知らずの蛇口で快適な水回りにしていきましょう。
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