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水のコラム

キッチンの排水管から水漏れが発生！落ち着いて原因を究明して対処しよう

2021年08月06日キッチンの水漏れ

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突然水漏れが発生しても慌てずに

キッチンで使用した水はシンク下につながっている排水管を通って処理されます。
この時、何らかの不具合が発生して、水漏れが引き起こされることがあるのです。

そうなってしまうとシンク下の収納スペースや床が水浸しになってしまい、最悪の場合床の張り替えなども行わなければならなくなります。
だからと言って、水漏れに気が付いても慌てず冷静に対処しましょう。

この記事で紹介する原因究明と対処の方法を覚えておくことで、落ち着いて処理できるようになります。
それでは、順を追って説明していきます。

水漏れに気が付いたらまずすべきことは

排水管から水が漏れていることに気が付いたら、まずは水を止めてこれ以上水が流れないようにしてください。
そして水を止めたらシンク下に収納していたものをすべて取り出しましょう。

シンク下にはストック用品を収納している方が多いと思います。
乾かせば使用できるものは水を拭き取って保管し、紙類などの濡れて使えなくなってしまった物は残念ですが処分しましょう。

そして床や壁などの濡れてしまった部分をタオルや雑巾で拭き取り、さらに水漏れが発生した場合に備えて新聞紙やタオルを床に敷き詰めておきましょう。
濡れたままの状態で放置していると、床材や壁材が腐り、黒カビが発生する可能性があります。

水漏れを直すだけならまだしも、床や壁の張り替えを行うようになると大変な費用がかかってしまいます。
マンションなどの賃貸に住んでいる方は、敷金が返ってこなくなるどころか修繕費を請求される可能性もあるので迅速に対処しましょう。

水漏れ箇所を特定する

ここまで対処したら、次は水漏れが発生している原因箇所を探しましょう。
チェックするべき箇所をこれからご紹介します。

排水トラップとシンクの接合部分

排水トラップとは、下水からの臭いを防ぐ装置でシンクとつながっています。
シンク下から見た時に、この接続部分から水が漏れている場合は、ナットやパッキンの緩みが考えられます。
指で軽くナットに触れてみて、緩んでいるか確認してください。
指で回せてしまうほど緩んでいる場合は、レンチを使って締め直しましょう。

その後もう一度水を流してみて、まだ水漏れが直らない場合はパッキンが劣化している可能性があります。
パッキンは元々パーツ同士の接合部分の隙間を埋めるパーツですが、劣化によって縮こまってしまいその隙間から水が漏れてしまうのです。
劣化したパッキンは新品と交換して対処しましょう。

パッキンはホームセンターで購入できますが、必ず元々ついていたものと同じ物を購入してください。
同じような見た目でも微妙にメーカーによって、サイズが異なるので注意しましょう。

なお、この部分が原因の場合は、一時的に大量の水漏れが発生します。
一定量流れていけば落ち着きますが、シンク下に収納しているものは水浸しになってしまうでしょう。
そのため、なるべく定期的にナットに緩みが無いかなど、確認することをおすすめします。

排水トラップと排水ホースの接続部分

シンク下を見てみると、床下から伸びている排水ホースが、排水トラップとつながっていることが分かります。
この排水ホースと排水トラップのつなぎ目部分から、水が漏れていないか確認してみてください。
こちらもナットを使って接続しているので、ナットの緩みを確認してみましょう。

指で回せるほど緩んでいる場合は、締め直してください。
これでも直らない場合は、先程と同様にパッキンの劣化の可能性が高いです。
同様に新品のパッキンを用意して交換作業を行いましょう。

排水ホースの破損が原因の場合

上述の排水ホースですが、塩化ビニールでできているものが多く耐久性は優れています。
しかし、熱湯をそのまま流したり古い排水ホースを使用し続けていたりすると、破損してしまうのです。
排水ホースが破損してしまうと、そこから一気に水が漏れ出してしまいます。
破損が確認できた場合は、なるべく早く交換作業を行いましょう。

また、排水ホースには「Y字型」「ネジ式」「差し込み式」の3種類があります。
種類を間違えてしまうと取り付けができないので、注意しましょう。
あらかじめ調べておいて予備のホースを家に置いておくことをおすすめします。