水のコラム
トイレつまりを解消する道具を6つ紹介!使用方法や道具の特徴を解説
「トイレつまりを解消する道具には、どんなものがあるんだろう?」
というような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
トイレつまりを解消する道具もさまざまであり、特徴や使用方法も違います。
本記事では、トイレつまりを解消する道具を家庭用と専門用に分けて、紹介します。
併せて、トイレつまりを解消する道具の使用方法や注意点についても解説するので、ぜひ参考にしてください。
正しい使用方法で対処することで効果的にトイレつまりを解消できるでしょう。
トイレつまりを起こす原因
トイレつまりを起こす原因は、以下の4つです。
- ●トイレットペーパーを使い過ぎによる紙つまり
- ●異物や固形物を流してしまった
- ●硬い便が詰まってしまった
- ●排水管部分が詰まった
それぞれの原因について解説します。
トイレットペーパーの使いすぎによる紙つまり
トイレットペーパーの使い過ぎると、トイレつまりを引き起こす原因となります。
適切な量であればトイレットペーパーは水に溶けるため、トイレつまりを起こすことはありません。
しかし、過度な量のトイレットペーパーを一度に流してしまうと、水に溶けきれず塊となって、トイレつまりを起こしてしまいます。
そのため、大量のトイレットペーパーは一度に流さずに、回数を分けて流すようにしましょう。
異物や固形物を流してしまった
トイレつまりの原因でも多いのが、異物や固形物を流してしまうケースです。
トイレの排水管は湾曲している作りのため、異物や固形物を流してしまうと、途中で引っ掛かってしまいます。
固形物によるトイレつまりは、排水管の破損を招くリスクがあるため、間違えて流さないようにしましょう。
また、異物や固形物によるトイレつまりは、解消が難しいケースも多く、専門的な業者に依頼する必要があります。
硬い便が詰まってしまった
硬い便はトイレの排水管を塞いでしまうため、トイレつまりを起こす原因の1つです。
通常よりも硬い便は、トイレの湾曲した排水管に引っ掛かり、トイレつまりを起こします。
硬さ以外にも、便の量が多すぎると、流す際に使用する水の量が足りずにトイレつまりを起こす可能性があります。
排水管部分が詰まった
トイレの排水管部分が詰まると、トイレつまりを起こす可能性があります。
排水管部分がつまり、トイレつまりを起こす原因としては、以下が考えられます。
- ●油や尿の汚れが蓄積した
- ●排水管の勾配不良
- ●排水管から水が逆流した
排水管は、水で流したトイレットペーパーや便を下水に送る役割を果たすため、その部分が詰まるとトイレつまりを起こします。
【ホームセンターでも購入可】家庭でも使用できる道具4つ
トイレつまりを解消するための道具として、以下5つを紹介します。
- ●ラバーカップ(スッポン)
- ●ワイヤーブラシ
- ●真空式パイプクリーナー
- ●ピーピースルー
それぞれの道具は、ホームセンターでも購入できるので、ぜひ参考にしてください。
ラバーカップ(スッポン)
トイレつまりを解消する道具として、最も代表的なのがラバーカップ(スッポン)です。
ゴム製のカップが棒の先に付いており、圧力をかけることで、トイレつまりを解消する道具です。
トイレットペーパーや便などの水に溶けやすい原因に有効であり、水に溶けない固形物には使用できません。
また、ラバーカップにも和式用と洋式用があるので、注意が必要です。
ワイヤーブラシ
ワイヤーブラシは、排水溝や排水管などの狭くて手が届きづらい箇所を掃除するための道具です。
ワイヤー製の道具のため、形状を自由自在に変えることができ、トイレの奥の方でつまりが起きた場合に重宝します。
ワイヤーブラシでトイレつまりを解消する際は、基本的にはブラシで原因を少しずつ取り除きながら、作業を進めていきます。
しかし、トイレつまりの原因が硬い場合、奥に押し込んでしまい、症状を悪化させてしまう可能性もあるので注意しましょう。
真空式パイプクリーナー
真空式パイプクリーナーは、ホームセンターでも購入でき、素人の方でも扱える道具の1つです。
ラバーカップのトイレつまりを解消する方法と同じで、基本的には圧力をかけて、原因を取り除きます。
真空式パイプクリーナーは、高い吸引力と圧力が期待できるので、ラバーカップよりも効果的にトイレつまりを解消できます。
しかし、ラバーカップと同じように、水に溶けない異物や固形物には適応しないため注意が必要です。
ピーピースルー
ピーピースルーは、トイレつまりとなる原因を化学反応を起こすことにより解消する洗剤系の道具です。
基本的には業者用に販売されている洗剤のため、家庭用の洗剤よりも高い効果が期待できます。
ピーピースルーには5つの種類があり、それぞれ特徴が違うため、目的に合わせて選択します。
しかし、5つの種類の中には、業務向けの毒性が強いものもあり、家庭での使用が推奨されていないものもあるので注意しましょう。
圧縮ポンプ
圧縮ポンプはローポンプともいわれており、ラバーカップや真空式パイプクリーナーよりも強い圧力で吸引することができます。
このような道具で対処できなかった場合、圧縮ポンプを使うことで解消されることもありますので、つまりの原因に応じて使い分けていくと良いでしょう。
専門業者が使用する道具2つ
専門業者が使用する道具は、以下の2つです。
- ●高圧洗浄機
- ●トーラー
それぞれの専門的な道具について解説します。
高圧洗浄機
高圧洗浄機は、主に業者が使用する道具であり、本来は壁や床などの頑固な汚れを掃除するために使われます。
強力な水圧により、トイレつまりの原因を押し流せるので、高い効果が期待できます。
しかし、高圧洗浄機は奥に押し流すことでトイレつまりを解消する道具なので、水に溶けない異物や固形物には使用できません。
もし、ご家庭で使用する場合は、強力な水圧により水が周囲に跳ねるので、注意して使用しましょう。
トーラー
トーラーは、専門的な知識を持つ業者が使用する道具であり、排水管のつまりを解消できます。
長いワイヤーの先に金具が付いており、排水管に挿入して、引っかけながらトイレつまりの原因を解消するのが特徴です。
通常の方法では解消できないトイレつまりに対して使用され、一般家庭では、ほとんど使用されません。
業務用のトーラーになると、数十万円ほどする高価なものもあります。
トイレつまり用の道具が無かった場合の対処法
トイレつまりを起こした際に、道具が無い場合は、以下の方法を試しましょう。
- ●ワイヤーハンガーを加工して押し込む
- ●重曹+お酢+お湯を使用して汚れを浮かす
- ●割りばしで原因を取り除く
- ●自分で対処が難しい場合は業者に相談しましょう
それぞれの対処法について解説します。
ワイヤーハンガーを加工して押し込む
ワイヤーハンガーを輪っかの形状に加工すると、トイレつまりを解消する道具として使用できます。
これを輪っか状に加工した部分を原因物に引っかけるようにして、トイレつまりを解消できるのです。
トイレは陶器製のため、ワイヤーハンガーで破損させないように、慎重に使用しましょう。
重曹+お酢+お湯を使用して汚れを浮かす
重曹・お酢・お湯を使用すると、汚れを浮かすことができ、トイレつまりの解消が可能です。
炭酸ガスが便器内に泡を発生させるため、トイレつまりの原因物が浮き、水が流れやすくなります。
また、重曹はアルカリ性であり、水に溶ける原因物を溶けやすくする作用もあるので、トイレつまりに有効です。
割りばしで原因を取り除く
簡易的ではありますが、自宅にトイレつまりを解消する道具が無い時は、割りばしも使用できます。
トイレつまりの原因が浅い箇所にあったり、割りばしで掴めたりするものであれば、この方法も有効です。
しかし、割りばしは排水管の奥に詰まった原因物には使用できないため、その際は別の方法を試しましょう。
自分で対処が難しい場合は業者に相談しましょう
自分でトイレつまりの対処をしても解消できない場合は、業者に相談をしましょう。
無理をして、トイレつまりを解消しようとすると、便器を破損させる可能性があります。
業者は、専門的な知識を持っているため、便器を傷つけず迅速かつ安全にトイレつまりを解消してくれます。
業者依頼のみ対応可能な症状
業者依頼のみ対応可能な症状は、以下の4つです。
- ●勾配が反対になっている
- ●屋外からのつまり
- ●浄化槽のつまり
- ●便器の水位が下がっている
それぞれの症状について解説します。
勾配が反対になっている
勾配が反対になっている場合は、業者への依頼のみでしか改善しません。
本来は、水が自然に流れるように勾配が設計されていますが、以下の理由で反対になる場合があります。
- ●建物の沈下
- ●排水管の経年劣化
- ●施工ミス
勾配が反対になると、水が逆流したり、汚物が流れなかったりするなどの症状がみられます。
屋外からのつまり
トイレつまりの原因が屋外のつまりの場合、業者に依頼する必要があります。
屋外にある排水桝が何らかの原因により詰まってしまうと、トイレつまりが起きます。
原因が屋外の場合、内部からトイレつまりを解消するのは困難であり、業者に依頼するのがおすすめです。
浄化槽のつまり
浄化槽のつまりによりトイレつまりが起きている場合は、専門的な知識を持つ業者に依頼する必要があります。
浄化槽は、各家庭に設置されており、汚水を分解して浄化する役割を果たしています。
自身でメンテナンスや掃除をするのは困難なため、定期的に業者へ依頼しましょう。
便器の水位が下がっている
便器の水位が下がる症状がみられる場合、排水管の奥に固形物が詰まっている可能性が高い
ため、業者に依頼しましょう。
基本的に固形物は、家庭用の道具では取り除くのが難しいので、専門の業者に依頼する必要があります。
無理やり自身で解決しようとすると、原因物をさらに奥へ押し込んでしまい、症状が悪化する恐れがあります。
トイレつまりを予防する方法
トイレつまりを予防するには、以下5つの方法を行いましょう。
- ●定期的に掃除を行う
- ●トイレットペーパー以外は流さない
- ●大量のトイレットペーパー流さないようにする
- ●大・小レバーを使い分けて使用する
- ●トイレ使用後は必ず流す
それぞれの予防方法を解説します。
定期的に掃除を行う
トイレつまりを予防するためには、定期的な掃除が重要です。排水管に汚れやゴミが蓄積されると、排水管が詰まってしまい、結果的にトイレつまりを起こします。
定期的に掃除をしておくことで、汚れやゴミによるトイレつまりの予防が可能です。
トイレットペーパー以外は流さない
トイレには、トイレットペーパー以外の物は流さないように心がけましょう。
水に溶けない異物や固形物を流してしまうと、排水管につまってしまう可能性があります。
特に多い例として、ティッシュや食べ物などを流してしまいつまってしまうケースが多いので注意しましょう。
大量のトイレットペーパー流さないようにする
基本的にトイレットペーパーは、水に溶けますが、大量に流してしまうと塊となりトイレが詰まる原因になります。
もし、大量のトイレットペーパーを流す場合は、複数回に分けて流すのがおすすめです。
大・小レバーを使い分けて使用する
トイレの水洗レバーには、大・小があるため、目的に合わせて使い分けましょう。
多くのトイレットペーパーや便を流す際に小レバーを使用すると、水量が足りずに、トイレつまりを起こす原因になります。
流す目的に合わせて、レバーを使い分けましょう。
トイレ使用後は必ず流す
トイレの使用後は必ず流すことで、トイレつまりの予防が可能です。
使用後に排泄物が残っていると、便器や排水管に付着してしまい、蓄積されることでトイレつまりを起こします。
毎回水を流すことにより、排泄物が便器に付着するのを防げるので、トイレつまりを予防できるでしょう。
まとめ
トイレつまりを解消する場合は、原因に合わせて、道具を選択するのが重要なポイントです。
原因に合わせた道具で対処しなければ、かえってトイレつまりを悪化させてしまう可能性もあります。
トイレつまりを解消する道具は、ホームセンターでも購入できるため、ぜひ記事を参考にしてください。
市販の道具でもトイレつまりを解消出来ない場合は、専門的な知識を持つ業者へ依頼しましょう。
ぎふ水道職人では24時間365日対応が可能なため、トイレつまりを起こしてしまったら、ぜひお気軽にご相談ください。
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