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水のコラム

トイレの流れが悪い場合の原因と対処法!自分で対処できるかも解説

2023年02月21日 トイレ

トイレの流れがスムーズでなくなった場合、自分でも対処できるのか専門業者に依頼しなければならないのか、迷うところです。

その判断をする際に、原因が何であるかを明確にする必要があります。そこで本記事では、トイレの流れが悪い場合の原因と対処法について解説していきます。

トイレの流れが悪くなる兆し

トイレの流れがスムーズでなくなる前には、何かしらの問題が起こります。スマホなどの大きな固形物を流してしまったケースは、前触れなく突然につまりますが、他の場合は、何かしらの兆しがあった後に詰まるケースがほとんどです。

トイレの流れが悪くなる場合に起こる兆しは2通りあります。配管が要因で起こるものと、水槽内の故障がもとで起こるものです。

配管が要因で起こるケースは、「ゴポゴポッ」という異音がトイレや台所の洗面台などいくつかの場所で起こります。水槽内部の故障が理由のケースは、水を流した後の馴染みのない異音や、「チョロリチョロリ」と微量の水が流れつづける音が生じます。

故障の多くは、耳慣れない音を兆しとして、徐々に悪くなっていくので、普段と異なる音を聞いたとき、配管や水槽の故障を考え直ちに対処しましょう。

トイレの流れが悪くなる主な原因

トイレの流れがスムーズでない理由がわかれば、正確な対処でトラブルを解消できます。原因に基づいて自分で解消できないトラブルとわかれば、不必要な時間を使わずに専門業者に依頼できます。

手始めに、トイレの流れが悪くなる複数の原因を確かめましょう。

・水槽の水量が減少
・便器内部のつまり
・排水管箇所のつまり
・水圧が足りない

まず水槽の水量が減少していると、便器に流れる水量が減るので、当然トイレの流れもスムーズではなくなります。「水槽にペットボトルを入れて節水する」といった方法が評判ですが、このケースでは、ペットボトルを取ることで解消します。

ただし、そのような節約術などを特にしていないときは、下記のトラブルが起こっている場合があります。

水槽の水量が減少する原因は、以下の通りです。

・地震や強い衝撃で水位調節機器が壊れた
・フロートバルブやボールタップ類の損壊

以上の原因で流れが悪いケースでは、パーツを注文するなどして修理しなければならないので、専門業者に依頼するか、賃貸の場合は管理会社かオーナーに連絡しましょう。

次に、便器から排水管までの排水路で異物がつまっていると、水の流れが滞ります。便器から排水管までの道中で異物がつまった場合、水を流し終えた後に異物(トイレットペーパー、排便)が逆流してくる現象が発生します。

こういった症状を見つけたときは、つまりを解消するための方法を実践してみましょう。解決しなかったときは専門業者に依頼する、もしくは賃貸の場合はオーナーに連絡した方がいいでしょう。

つづいて、排水管がつまった場合も、便器から排水管の排水路で異物がつまった時と同じく水の流れが滞ります。症状も類似していて、水を流し終えた後に異物(トイレットペーパー、排便)が逆流してきます。

ただ、排水管が完全につまったケースは、水が全然流れなくなって便器内に水が溜まるので「試し流し」といったことを何回もしないように気をつけましょう。

排水管内で異物がつまったケースは、特別な道具が必要になる場合が多いので、直ちに専門業者へ依頼する、もしくは賃貸のケースはオーナーへ連絡するようにしましょう。

また水槽から水を流す圧力が弱い場合、トイレの水の流れがスムーズにいかなくなります。トイレの水を流すレバーには「大側」と「小側」がありますが、このレバーが故障していると流す量が減り、流れが滞ります。

レバーの不具合が理由の場合は、専門業者へ依頼して修理を行ってもらいましょう。

ちなみに、レバーの使い分けが合っていないときも、流れがスムーズにいかない要因としてあげられます。例をあげると、排便するときに小側のレバーだと水圧が足らず、流れが悪くなる場合があります。

節水習慣により、小側しか使用しない家庭によくある現象で、正確に大・小側を使い分けできているか確かめてみましょう。

トイレの流れが悪い場合の対処方法

トイレの流れが悪い原因が何なのかをチェックできたら、それらを解消するための対処方法を確かめましょう。

トイレの流れが悪い場合の対処方法は以下の通りです。

・バケツやペットボトルで一気に流す
・ぬる湯でつまり物を溶かす
・ラバーカップでつまり物を押し出す

軽い異物がつまっていることが原因で、トイレの流れが悪いケースのみ自分でも対処できます。その他のケースは、専門業者に依頼することをおすすめします。

バケツやペットボトルで一気に流す
バケツやペットボトルで一気に流す方法は、水溶性の異物(トイレットペーパーや排便)がつまっているケースで効果的です。

この手段は、バケツやペットボトルに注いだ水を一気に便器内に向かって注ぐことで、奥側につまる異物に圧力を加えて押し出します。

手順は以下のとおりです。

・便器底部に水が溜まっているとき、柄杓などで水を汲み出す
・バケツやペットボトルに入れた水を一気に流す
・水の水位が上がらないかを確かめる
・上がってきたときは、最初と2番目の作業を繰り返す
・水位が上がらないときは、溶け出したサインなので、試しにレバーで水を流す

この工程を数回試して解決しないときは、つまりの総量が多いケースがあるので、他の方法を実践してみる必要があります。

ぬる湯でつまり物を溶かす
ぬる湯で溶かす方法は、水を一気に流す方法と同じで、水溶性の異物がつまっているケースのみ効果的です。注ぎ方は「バケツやペットボトルで一気に流す」で解説した手法と同じですが、このときに使う水をぬる湯に変えます。

湯温は高すぎると便器に被害を与えてしまうので、45~50℃くらいを基準にして用意しましょう。ぬる湯で一気に流して解消しなかったときは、ぬる湯を便器に溜めた状態で15分くらいそのままにするのも効果的な方法です。

ラバーカップでつまり物を押し出す
ラバーカップを使用して、つまり物を押し出す方法です。この手法であれば、非水溶性のものがつまった場合も、スムーズに奥側へ押し出すことができ、解決する可能性も高いです。

ラバーカップを使うと便器の水が周辺に飛び散るので、便器の周りをビニール袋でカバーしたり、便器付近にタオルを敷き詰めたりして準備しておきましょう。

ラバーカップの使い方は、ラバーカップを排水口にきちんと押し当てて穴を確実にふさいだら、勢いよく引き抜くだけです。この動作を数回繰り返した後に、水を試しに流してみて水位が上がらなければ解決です。

仮に水位が上がってきたときは、再度水を除去してラバーカップを使います。

ラバーカップで解消しないケースは、真空式パイプクリーナーを使うのもいいでしょう。真空式パイプクリーナーはラバーカップよりも引き抜く威力があるので、解決する場合が多いです。

つまり防止の手入れをまめにする

以上、トイレがつまったときの対処方法を紹介してきましたが、つまらないに越したことはないでしょう。トイレをつまらせないためには、日常から適切な使い方を意識し続けることがポイントです。

たとえば、トイレットペーパーを一回に大量に流さないようにする、非水溶性のティッシュや紙オムツを流さないようにする、などが方法としてあげられます。

排水管の太さはいつも同じです。したがって、そのキャパを超える量の異物が流れてついてきたら高確率で、つまりとなります。日常からトイレの利用方法には気をつけるようにしましょう。

まとめ

本記事では、トイレの流れが悪い場合の原因と対処法を解説してきました。記事内で紹介しました、4つの原因と3つの対処方法については、ぜひ実践してみましょう。

また、何よりも手入れをまめにすることが最善の方法です。簡単な方法なの、で少しずつ習慣化してみてください。

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