DIYで直せる？洗面所の水漏れトラブルの対処法 -ぎふ水道職人 -岐阜県の水道修理、お風呂、トイレ、台所の排水管のつまり修理

水のコラム

DIYで直せる？洗面所の水漏れトラブルの対処法

2021年09月10日洗面所の直し方

洗面所が水漏れしていたとき、場合によっては自分で解決できる場合もあります。対処法を知っておいて、いざというときに自力で解消できるようにしておきましょう。今回は、洗面所の水漏れトラブルの原因や対処法をご紹介します。

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洗面所の水漏れの原因とは？

洗面所の水漏れは、何が原因なのでしょうか。水漏れの原因となるものをご紹介します。

・ハンドシャワー混合水栓から床への水漏れ
最近では、ハンドシャワータイプの蛇口のついた洗面台が多く使われています。ハンドシャワータイプの蛇口は、ヘッドから水漏れする場合があります。ハンドシャワーのヘッドは、軽量化のために樹脂素材が使われているものも多く、劣化によって亀裂が入ることがあるのです。また、ヘッドだけではなく、シャワーホースが劣化して水漏れを起こすこともあります。ハンドシャワー蛇口のヘッドやホースが劣化したときは、新しいものと取り替えましょう。

・S字トラップ周辺の水漏れ
S字トラップとは、排水パイプをS字にすることで水をため、下水管側から悪臭や虫などが上がってくるのを防ぐ仕組みです。S字トラップ付近から水漏れしている場合は、S字トラップの老朽化や部品の劣化が原因として考えられます。

S字トラップの寿命は、10年前後と言われています。洗面台のボールの根本付近から水漏れして、排水管がヒビ割れてきたら交換時期です。また、洗浄管に白と青のサビが付着してきたときも交換時期の目安です。

・排水ホースの破損による水漏れ
排水ホース自体が劣化や破損などで水漏れを起こしている場合は、排水ホースを新しいものと交換することで解消できます。

・洗面ボールの底と排水パイプの接続部分の水漏れ
洗面台のボールの底と排水パイプの接続部分から水漏れしている場合は、パッキンの劣化が考えられます。この場所の水漏れは、水が伝って流れていくためどこの水漏れなのか特定しづらい箇所でもあります。水漏れの箇所を特定するときは、タオルで拭いて水が出てくる場所をしっかりと確認しましょう。

自分でできる対処法

水漏れを起こしていたとき、自分でできる対処法をご紹介します。

・排水パイプのつなぎ目から水漏れしているとき
排水パイプのつなぎ目からの水漏れが確認できた場合は、まず止水栓を止めましょう。止水栓を止めたら、水漏れを起こしている部分のナットを外してパッキンを新しいものと交換します。パッキンは、違う製品のものをはめてしまうとさらに水漏れの原因となり、不具合の原因になることもありますので、必ずメーカーや製品を確認して新しいものと取り替えましょう。

・排水パイプの劣化や破損が原因のとき
排水パイプの劣化や破損が原因の場合は、穴やひび割れを塞ぐことで解消できる場合があります。自己癒着テープとカッター、タオル、モンキーレンチなどを用意しましょう。水漏れが起きている箇所を確認し、穴やひび割れを十分に覆える大きさの自己癒着テープを貼ります。水を流してみて、水が漏れ出さなければ解消です。

・排水パイプの途中で重度の水漏れをしているとき
自己癒着テープでは修復できないようなときは、排水パイプ自体を交換する必要があります。排水パイプの交換前に、まずは止水栓を止めておきましょう。排水パイプのナットを外し、古い排水パイプを外したら、新しいパイプの長さを必要に応じてカットします。新しいパイプをはめ、ナットを締めたら止水栓を開け、水漏れが解消できていれば完了です。

賃貸で水漏れを起こしたら？

マンションやアパートなどの賃貸物件で水漏れを起こした場合は、放っておくと下の階まで被害が拡大する可能性もあります。トラブルが起きる前に、対処法を確認しておきましょう。

・賃貸で水漏れが起きたらすぐにすること
まずは、管理会社や大家さんに連絡をしましょう。管理会社を通さずに修理した場合、後から申告しても認められない場合があり、費用が自己負担になる場合もあります。他の部屋での被害拡大を防ぐためにも、極力早く連絡をするようにしましょう。

連絡が済んだら、止水栓を閉めておきます。床が濡れている場合や、濡れている箇所がある場合は雑巾で拭き、換気をしておきます。換気をしておかないと、カビが生える原因にもなります。

・修理費用は誰が負担？
建物自体の老朽化なのか、自分に過失があるのかによって借り主か貸し主の負担かが変わります。入居したときから建物が古かった場合は、貸し主の負担になります。しかし、借り主が流した髪の毛やゴミなどが詰まったことが原因の場合は借り主負担になる可能性が高いです。契約書によっても変わりますので、トラブルが起きる前にしっかりと確認しておきましょう。