お風呂場が臭いときに考えられる原因と解消法 -ぎふ水道職人 -岐阜県の水道修理、お風呂、トイレ、台所の排水管のつまり修理

水のコラム

お風呂場が臭いときに考えられる原因と解消法

2021年05月19日お風呂のトラブル

お風呂が臭いときの原因には、以下のようにさまざまなものが考えられます。臭いの種類によって考えられる原因が変わってくるため、まずはどんな臭いがするのか確認してみましょう。

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排水トラップの異常

お風呂の排水口に設置されている排水トラップには、排水管から上がってくる下水のような臭いを防ぐ役割があります。害虫の侵入も防いでくれる排水トラップは、お風呂の排水口に欠かすことのできないものなのです。お風呂場から下水のような臭いや腐敗臭がする場合は、この排水トラップが何らかの異常をきたし、正常に機能していないことが原因の可能性があります。

まずは、封水筒と呼ばれる太い筒のような部分がきちんと取り付けられているか確認してください。この封水筒に水が溜まることで、下水の臭いや虫の侵入を防いでいるのです。そのため、きちんと固定されていないと悪臭が上がってくる原因になります。

封水筒に溜まっている水が少なくなっている可能性もあるため、コップ1杯程度の水を排水口に流してみるとよいでしょう。これが原因の場合、少し時間を置けば臭いは解消されるはずです。

また、封水筒が破損している場合は交換が必要になるため、同じものをホームセンターやインターネットショップで探してみてください。同じ封水筒が手に入らない場合や、自分で交換するのが難しい場合は、業者に依頼することをおすすめします。

排水口の汚れ

お風呂場からドブのような臭いがするときは、排水口の汚れが原因として考えられます。排水口には石鹸カスだけでなく、皮脂や髪の毛なども溜まりやすいため、放っておくとすぐ雑菌が繁殖してしまうのです。

この場合は排水口の汚れを取り除いてきれいに掃除することで臭いは解消されます。まずは、排水口のパーツをすべて取り外し、ゴミや髪の毛などを取り除きましょう。

取り外したパーツに重曹を振りかけ、使い古した歯ブラシなどで汚れを擦り落としていきます。排水口には重曹を1カップほど振りかけ、水にクエン酸を溶かしたものを上から流し込んでみましょう。重曹とクエン酸が反応して発泡するため、そのまま少し放置して汚れを浮き上がらせてください。最後にすべて水で洗い流し、パーツを元に戻して完了です。クエン酸がなければお酢でも代用できるため、試してみるとよいでしょう。

壁や床の汚れ

お風呂場の扉を開けたときこもったような臭いがする場合は、壁や床の汚れが原因です。お風呂場の壁や床には皮脂や水垢、石鹸カスなどが付着しており、放置すると酸化して臭いを発するようになります。

酸性の皮脂とアルカリ性の水垢は、重曹とクエン酸を使うことで同時に除去可能です。スプレーボトルに300mlのぬるま湯を入れ、重曹とクエン酸を2:1の割合で加えてください。床や壁にたっぷりとスプレーした後、30分ほど放置してから洗い流します。この方法でピンクのぬめり汚れも落とせるため、定期的に掃除するとよいでしょう。

換気扇のカビ

お風呂場全体がカビ臭い場合は、換気扇のカビが原因の可能性が高いです。お風呂場は湿気がこもりやすいため、換気扇に湿った埃が溜まり、黒カビが発生する原因になります。換気扇にカビが発生しているとお風呂場中にカビの胞子を撒き散らすことになり、お風呂場がカビの温床になってしまうのです。

換気扇のパーツをすべて取り外し、市販のカビ取り剤を使ってカビを取り除きましょう。換気扇内部まで頑固なカビが発生してしまっている場合は、自分で掃除しようとすると故障してしまう恐れもあるため、業者に依頼すべきです。

お風呂の臭いを予防するポイントは？

臭いを予防するためには、お風呂場を生活に保つことが何より大切です。お風呂掃除はなるべく毎日するようにし、排水口の汚れも小まめに取り除きましょう。掃除後は水気をきちんと拭き取り、お風呂場内に水滴や湿気を残さないようにすることも重要なポイントです。

また、カビの臭いを予防するためには、しっかり換気しなければなりません。換気扇はなるべく24時間つけっぱなしの状態にしておきましょう。換気扇を回しているときは、窓や扉はきちんと閉めることを忘れないでください。

換気扇に埃がたまっていると換気能力が低下してしまうため、定期的にチェックして取り除くようにしましょう。何を試してもお風呂場の臭いが改善されない場合は、目に見えない部分に原因がある可能性も考えられます。風呂釜や追い焚き配管、エプロンの内部に汚れが蓄積して臭いの原因になっていることもあるため、確認してみることをおすすめします。