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水のコラム

お湯の出しっぱなしでガスが止まる?ガスの緊急停止と復旧手順について解説

2023年06月01日 その他

突然ガスが止まると、生活に支障が出てしまいます。

特に冬場や肌寒い時期などはお湯が出ないと冷たい水で家事や掃除を行わなければならないため作業がしにくくなります。

しかし、突然ガスが止まってしまうトラブルは少なくありません。突然ガスが止まるトラブルのひとつに、お湯の出しっぱなしが原因でガスが止まってしまうケースがあります。

今回は、お湯の出しっぱなしによるガスの緊急停止と復旧手順について解説します。ガスが止まった際の注意点も解説するので参考にしてみてください。

お湯が出なくなったのはガスの停止が原因かも?

突然お湯が出なくなった際、「部品の破損や排水管のトラブルかもしれない」と考える方がほとんどです。しかし、「お湯の使用中なのに急にお湯が出なくなった」という場合は、ガスの停止が原因と考えられます。

水回りのトラブルは、何かの破損や故障を疑いがちになります。お湯を出しっぱなしにしている最中に急にお湯が出なくなった場合は、まず「ガスが緊急停止していないか」を確認してみましょう。

ガスが停止しているのであれば、業者を呼ばなくても自力で復旧作業ができるので、焦らず確認をするのが大切です。

お湯の出しっぱなしにすると起こるトラブル

お湯の出しっぱなしにすると、さまざまなトラブルの原因となります。浴槽に溢れるほどのお湯を溜めてしまっていたり、しっかり蛇口が締まっておらずお湯が出しっぱなしなことに気づかなかったりするのは大変危険です。

お湯を出しっぱなしにするとどのようなトラブルが起こるのか下記で解説します。

加熱防止装置の作動
お湯を出しっぱなしにすると、加熱防止装置が作動する場合があります。

お湯は、給湯器で水を沸かして蛇口から出している仕組みです。しかし、お湯を出しっぱなしにしていることで、給湯器が長時間稼働し続けて沸かしている状態になります。

加熱を長時間していると、給湯器が発火する恐れがあるため加熱防止装置が自動的に作動するのです。

およそ1時間程度で加熱防止装置が作動し、ガスが止まるケースがほとんどです。

給湯器の故障
お湯の出しっぱなしで給湯器に負荷がかかりすぎてしまい故障するケースがあります。

特に、設置から年数が経っている給湯器は劣化により、新しい給湯器より故障しやすくなっています。

加熱防止装置が作動していないのに、お湯が出なくなった場合は給湯器が故障していないかの確認もしてみてください。

家中の水道でお湯が使えない
お湯を出しっぱなしにすると、家中の水道からお湯が使えなくなる可能性があります。

キッチンやお風呂など、お湯を出しっぱなしにしていた箇所が1つの蛇口だけだとしても、ガスが止まると家中全ての蛇口からお湯が出ません。

例えば、キッチンでお湯を出しっぱなしにしていて、誰かがお風呂のシャワーを使用していた場合にガスが止まると、お風呂のシャワーが急に水に変わります。

急な温度変化は体に良くありませんので、家族や同居人がいる家では、お湯の出しっぱなしには十分注意しましょう。

緊急停止したガスを復旧させる手順

お湯の出しっ放しでガスが緊急停止してしまった際は、自力で復旧作業を行えます。
以下の手順で復旧作業を行いましょう。

ガスの元栓を締める
ガスが緊急停止したと気づいたら、ガスの元栓を締めましょう。コンロや湯沸かし機能など、全てのガス機能が停止しているのを確認してください。

ガスの元栓が開いたまま復旧作業をするのは大変危険です。ガス漏れや火災を起こさないために必ずガスの元栓を締めることを忘れないようにしてください。

ガスメーターの復旧ボタンを押す
次に、ガスメーターの復旧ボタンを押します。復旧ボタンは、しっかりと奥まで押し込んでください。ガスメーターは、パイプスペースや建物の壁に設置されているので万が一の時に備えてあらかじめ確認しておくと安心です。

また、ガスメーターの復旧ボタンはガスメーターの仕様によって異なります。自宅に設置されているガスメーターの取扱説明書を確認して、復旧ボタンを押しましょう。

お湯が出るか確認する
復旧ボタンを押すと、ガスメーターの赤いランプが点滅するので、点滅が消えたことを確認した後、お湯が出るかを確認してください。

無事お湯が出ることを確認できたら、復旧作業完了となります。

ガスが止まったときの注意点

ガスが止まったときは、ガス漏れが起こっていないかの確認や取扱説明書の確認をしましょう。

ガスが止まったけれど今はガスを使わないからと言って確認を後回しにすると、大きなトラブルに繋がる恐れがあります。ガスが止まったときは、以下のことを確認してください。

ガス漏れしていないかの確認
ガスが止まったら、ガス漏れをしていないかを確認してください。

万が一ガス漏れをしていた場合、火災の恐れがあるので早急な対応が必要になります。
乾燥している季節は、静電気が原因で引火するケースも少なくありません。細心の注意をしながら、ガス漏れの確認に当たりましょう。

ガス臭い場合はガス漏れの可能性が高いので、直ちにガス会社に連絡するのがおすすめです。

点検の結果、ガス漏れをしていなかったとしても万が一の事態が起こってからでは遅いので、「ガス漏れかもしれない」と思ったら迅速な対応をとってください。

取り扱い説明書の確認
ガスメーターの取扱説明書を確認しましょう。取り扱い説明書には、ガスメーターの操作方法や緊急連絡先などが記載されています。

また、よくある事例の対処方法が記載されている場合もあるので、ガスが止まった際は取り扱い説明書を確認してみてください。

取り扱い説明書は、賃貸、分譲問わず引渡し時に渡される書類です。万が一の事態に備えて日頃から確認しておくクセをつけておいたり、保管場所の徹底をしたりするとガスが止まっても焦らず対処できるでしょう。

取り扱い説明書を紛失してしまった場合は、ガスメーターの品番を確認してインターネットで調べる方法もあるので、確認してみてください。

専門業者へ連絡するケース
復旧作業を行なっても復旧しなかった場合は、業者へ連絡しましょう。まずは、契約しているガス会社への連絡をして指示を仰いでください。電話先で指示を出してくれることがほとんどなので、落ち着いて指示に従いましょう。

指示通り作業を行なっても復旧しない場合は、ガス会社の担当者が訪問し点検をしてくれるので、日程の調整を行ないます。

仕事や家庭の都合など、すぐには業者との日程が合わないという方もいますが、万が一のトラブルが起こる前に点検をしてもらうのが大切です。できるだけ最短の日程で点検をしてもらいましょう。

まとめ

お湯を出しっぱなしにすると、給湯器の加熱防止装置が作動したり、給湯器が破損したりする恐れがあります。加熱防止装置が作動した場合は、解説した手順に沿って復旧作業を行なってください。

また、お湯の出しっぱなしでガスが止まると家中の蛇口からお湯が出ない状態になるので、家族や同居人がいる場合は、お湯の出しっぱなしには十分注意して生活をしましょう。

お湯のだしっぱなしが原因でガスが止まった際は解説した内容を参考に、焦らず落ち着いて対処をしてください。

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