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水のコラム

風呂釜のトラブルへの対処方法を解説!交換するまでの流れを詳しく解説!

2022年03月05日 お風呂のメンテナンス


風呂釜は不具合のまま使用し続けると危険が伴います。
安全に使うためには、異常が見られた際にはすぐに対応することが大切です。

今回は、風呂釜にトラブルが起きた際の対処法と交換までの流れを詳しく解説します。

交換を検討すべき風呂釜の異変は?

日常に使用している風呂釜に異変が見られたら、それは交換するタイミングのサインかもしれません。異変を放置してしまうと大きな事故につながる場合もあるので、適切に対処する必要があります。

重要なサインを見逃さないように風呂釜の異変について見ていきます。異変の大きな要因に寿命があげられます。風呂釜の寿命は一般的には10年ほどといわれていますが経年劣化は避けられないため、10年を過ぎると異変が現れる可能性も高くなります。

主な症状としては、異臭がする・お湯が沸かせない・お湯が出なくなる・種火がつかない・着火時に不自然な音がするなどです。まず異臭がする場合は、とくに注意しなければなりません。ガスの臭いや何かが焦げている臭いがした場合は、ガス漏れや不完全燃焼を疑いましょう。

不完全燃焼が起きていると、一酸化炭素中毒を招く危険があります。そのまま使用し続けることは絶対に避けてください。お湯が沸かせない時やお湯が出ない場合は、電気系統の異常が考えられます。

シャワーも使えるタイプの風呂釜の場合は、急に熱湯が出たり、水になったりすることがあります。急な温度変化は、火傷などにもつながる危険もあり、落ち着いた入浴タイムを過ごせなくなります。

そして種火がつかない場合も危険です。この場合、温度センサーや着火装置の不具合が疑われますが、立て続けに種火をつけようとするのはやめるべきです。風呂釜の内部にガスが充満し、着火時に破裂してしまう可能性があります。

着火時に不自然な音がする場合も同様です。大きな音がするのは、風呂釜に溜まったガスに引火した際の爆発音であることが多いです。着火用の熱交換器の不具合が考えられ、使用し続けると風呂釜の破裂を招く危険があるので、適切に対処しなければなりません。

風呂釜を交換するまでの流れについて

風呂釜を設置してから10年以上経過し、上記のような異変があった際は、修理ではなく交換することを検討しましょう。修理で済めばその時の費用は安く済みます。

しかし不具合が繰り返されかえって費用がかさむことや、危険をともなう場合があることを覚えておかなければなりません。安全に使用するためにも、交換のタイミングを見極める必要があり、風呂釜の交換を決めたら検討するべきことがあります。

まずは風呂釜をどういった仕様に交換するかです。いくつかの種類があるので、違いを理解した上でより安全に使用できる風呂釜選びをしましょう。

合わせて重要なことが、風呂釜交換を依頼する業者選びです。信頼できる業者に依頼できるよう、リサーチすることも大切です。ネットの口コミや評判を参考する、知人に依頼したことがある人がいれば感想を聞いてみるなどして情報を集めましょう。

注意したいのは、安さだけにつられないようにすることです。気になることがあれば電話で問い合わせることもおすすめです。その際の対応が丁寧かどうかもチェックするとよいでしょう。

業者が見つかったら見積もりを依頼します。見積もりにあたっては、設置場所の調査が必要です。取り付け場所の確認が不充分だと、いざ設置の際に思いもよらぬ費用が発生することが考えられます。

そのようなトラブルを防ぐためにも、事前調査をきちんとしてもらうことも大切です。見積もりの内容に納得できたら、工事日程の調整に入ります。工事の内容によってかかる時間や日数は変わってくるので、確認の上日程を決めましょう。

日程が決まれば工事が始まり、問題なく終了すれば費用を支払って風呂釜交換の完了です。
風呂釜の種類と交換にかかる費用
風呂釜は浴槽に溜めた水を吸い込み、内部で温めてお湯にする設備です。

風呂釜にも種類があります。家庭で使用されていることが多いバランス式風呂釜と屋外に設置するガス風呂釜です。バランス式風呂釜はBF式と呼ばれ、燃焼のために屋外の空気を使い、屋外へと排気します。一酸化炭素中毒や空気汚染などの危険はほとんどありません。

電力が不要なので、停電時にも利用できる特徴があります。屋外設置のガス風呂釜はRF式と呼ばれ、浴室内にスペースをとらなくて済みます。給排気は屋外設置の本体から直接するようになります。その他にも、FF式、FE式、CF式と呼ばれるものがあります。

FF式は給排気についてはBF式と同じです。送風機を利用する風呂釜で、本体は屋内設置となります。排気筒が短いため、風雨の影響も受けづらく、安全に使用できるメリットがあります。FE式とCF式は燃焼のための空気を屋内から取り込み、屋外に排気します。

FE式とCF式の違いは送風機が付いているかどうかの点ですがCF式は現在設置が禁止されています。CF式は送風機がなく、風の影響も受けやすく排気が逆流する危険性があるためです。

風呂釜の交換にかかる費用は、風呂釜本体の値段+工事費が基本です。おおよそ10万円~20万円ほどと考えられます。業者によって価格は変わるので、あくまで目安と考えてください。

風呂釜の処分費用、補修箇所の修繕費用、部品交換費用などが別途かかることもあります。設置場所の調査も含め、事前の見積もりは必ず取るようにしましょう。不明な点や不安な点はうやむやにせず、しっかりと確認しておくことが重要です。

風呂釜の交換を依頼する業者選びのポイント

風呂釜の交換は、専門の資格を持った技術者でなければ行えません。万が一、無資格者が工事を行って、事故につながってしまっても保証されないことを覚えておきましょう。

安全に使用するためにも、信頼できる業者選びを心がける必要があります。まずは工事保証をきちんとしている業者かどうか。機器本体と合わせて工事保証もしている業者であれば安心です。毎日入浴に使うため、迅速に動いてくれる業者もポイントのひとつです。

近所に評判のよい工事店があれば、急な故障にも対応してもらえる安心感があります。豊富な実績も重要な判断材料となります。風呂釜は可燃性のガスを消費する機器のため、安全な施工工事が必要不可欠です。

ネットで施工工事の実績を確認してみるとよいでしょう。口コミも参考までにチェックしてみるといいかもしれません。また、費用は実際に見積もりを取って比較してみることです。風呂釜本体の値段はネットで相場を確認できます。

しかし工事費用については、工事内容、業者によってもさまざまで適正価格かどうかの判断はつきにくいです。そのため信頼できそうな業者2、3社から見積もりを取って比較して、おおよその価格を把握するようにしてください。

機器や工事の保証期間も確認できるので、業者選びの判断に役立ちます。工事後のアフターサービスについても確認しておくとよいでしょう。工事後の不具合にも迅速に対応してもらえることが望ましいです。

まとめ

毎日の入浴に使う風呂釜は、安心安全に使いたいものです。費用を抑えるためにその場の修理で済ませたくなる場合もありますが、寿命や危険性もともなう機器であることを理解して、適格な判断に努めましょう。

また工事を依頼する場合も、安さに流されず、ポイントを抑えた業者選びも重要です。毎日の疲れを取ってくれる入浴タイムを気持ちよく過ごすためにも、安全第一で検討していってください。

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