水道管の凍結した場合の危険性とは？対処法や予防法まで詳しく解説 -ぎふ水道職人 -岐阜県の水道修理、お風呂、トイレ、台所の排水管のつまり修理

水のコラム

水道管の凍結した場合の危険性とは？対処法や予防法まで詳しく解説

2021年09月10日水道管の凍結

冬に気温が大きく下がる地域では、水道管が凍結してしまうことはよくあります。凍結してしまうと、水道管が受けるダメージは大きく、損傷や破裂の危険性があるので、事前に防ぐことが大切です。今回は、水道管が凍結した時に起こる現象の仕組みから対処法まで、詳しくご説明いたします。

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凍結が起きる原因

水道管には、常に中に水がある状態であることがほとんどです。そんな状態の中、外の気温がマイナス4℃以下になってしまうと、中の水が凍ってしまい、水道管も凍結します。

また最低気温が必ずしもマイナス4℃でない日でも、一時的に水道管付近が冷え込んで、冬風で冷やされると、凍結の可能性は多いに生まれます。そのため比較的温暖な地域であっても、寒波が襲来した際は水道管が凍結する場合もあるので、しっかりと事前に対策をとることが大切です。

凍結は破裂の危険性？

水道管の中にある水が凍ると、水から氷へと物質が変化し、体積が大きくなります。その大きくなった体積が水道管を圧迫するようになり、管がその体積からの圧に耐えられなくなると、ひび割れが生じて破裂する危険性が生まれてしまうのです。

このような原理で起こる損傷は、水道管が破裂する原因の中でも多く、その後の生活に大きく影響を及ぼします。水道管に亀裂が起きて、破裂する可能性が見える前にも、必ず凍結を防止することが大切です。また万が一凍結してしまった場合は、破裂が起きていないかを確認するようにしましょう。

以下にご紹介する凍結時の対処法を試して、水が外へ漏れてくるような現象が見られる場合は、破裂してしまっているサインになります。その場合は水道業者に依頼し、水道管の修復を行いましょう。

凍結時の対処法

水道管が凍ってしまった場合は、ゆっくりと水道管を温め直して、中の氷を水に戻していくことが必要になります。これから紹介する対処法を行う際は、どの方法においても、必ず熱すぎない温度でゆっくり行うように心がけてください。

・ぬるま湯をかける
人肌温度のお湯をゆっくりとかけることで、凍結を解消できます。この方法を行う際は、一気に勢いよくかけてしまうと水道管に負荷がかかってしまうため、必ずゆっくりかけることを意識してください。ただ外気の気温があまりにも低い場合は、ぬるま湯をかけてもその後また冷えてさらに凍結する原因になってしまうため、注意が必要です。

・ドライヤーで温風を当てる
外気が冷え込んでいる場合や、ぬるま湯が用意できない場合、ドライヤーから出てくる温風を利用して温める方法が効果的です。凍結している水道管の部分に広く熱が伝わるように風を当てることで、各方向から凍結部分を温められます。そうして分散された熱が自然に氷を溶かしていくので、水道管に負荷がかからないように凍結を解消していける方法です。

・温めたタオルを巻き付ける
軽く濡らしたタオルを電子レンジで温め、凍結した部分に巻き付けることで、徐々に水道管に熱を与えていく方法になります。グルグルとタオルを巻き付けることによって、まんべんなく多方向から均一な温度を与えることで、自然に凍結を解消できます。この際、温めたタオルは冷えてしまいやすいので、タオルが凍結してくっついてしまう前に、こまめに取り替える作業を行うようにしてください。

凍結を防ぐためには

水道管の凍結を未然に防ぐには、外気が冷え込んでしまう前に、効果的な対応を取ることが大切です。人間に服を着せるように、水道管にもタオルや布を巻き付けて、外気から受ける温度を少しでも減らせます。そのように外気の影響を軽くする方法や、水道管内の水が凍らないように、常に少量の水を流しておく方法も効果的です。

水を流しておくことで、水道管内の水が常に移動していて留まっていない状態を作れます。ポタポタと水が滴り落ちる程度でもこの効果は発揮できるので、水道代に気をつけながら凍結を予防するようにしましょう。

また、浴槽に溜めた水を追い焚きの状態にしておくことで、その周辺の水道管を温めておくことも効果的です。どの方法においても、水道管内の水が凍らないようにすることが凍結を防ぐ鍵になります。事前に対策をきちんと行って、凍結から引き起こされる損傷を防ぎ、被害を最小限に抑えるようにしましょう。