お風呂場の詰まりを解消する方法！それぞれの原因や場面ごとに詳しく解説 -ぎふ水道職人 -岐阜県の水道修理、お風呂、トイレ、台所の排水管のつまり修理

水のコラム

お風呂場の詰まりを解消する方法！それぞれの原因や場面ごとに詳しく解説

2021年09月10日お風呂の直し方

お風呂場の水がうまく流れていかない時は、排水口や水路に何かが詰まっているサインです。キッチンやトイレと同じように浴槽も、詰まりを防ぐための定期的な掃除やお手入れが必要になります。今回は、浴槽や洗い場お排水口が詰まった時の対処法から、詰まりを予防する日頃の掃除方法まで、詳しくご説明します。

目次非表示

対処する前に

詰まりを解消しようとするとき、最初に原因の特定をすることが大切です。水が流れにくくなった原因を考えた時、何が挙げられるのか考えてみましょう。

お風呂場の水が詰まってしまう主な原因はさまざまなものがありますが、大きく分けると三つになります。一つ目は、髪ゴムや部品などの、固形物が詰まっている場合です。二つ目は、ゴミや髪の毛などの汚れが蓄積して詰まっている場合で、こちらはとても多いパターンになります。そして三つ目は、排水パイプやその先にある水道管が劣化している場合です。これらのように詰まりの原因が違うことで、その後の対処方法が異なっていきます。

原因ごとの詰まり解消方法

・固形物による詰まりの場合
流れ込んでしまった固形物が詰まっている場合は、まず排水口や排水栓の下にある、ヘアキャッチャーを確認するようにしましょう。ヘアキャッチャーとは、流れてきた髪の毛がゴミなど奥に流れていかないように、わざと引っ掛からせて止めておける部分です。多くの場合はこの部分に髪の毛と絡まって詰まっているため、取り出して簡単に詰まりを解消できます。

しかし異物がこの箇所より奥の排水路へと流れて行ってしまった場合は、解決はより困難になります。奥に位置する排水トラップや排水管に詰まっている場合は、水を流すとより奥へと流れて行ってしまうので、取り出すことがとても難しいです。固形物を流してしまったのにヘアキャッチャーで見つからない場合は、無理矢理押し流そうとせず、業者に相談することをおすすめします。

・蓄積された汚れが原因の場合
定期的な排水路の掃除をしておらず、汚れが溜まっていると考えられる場合は、その蓄積した汚れの固まりを落とすことが大切です。排水路もそうですが、排水口のお手入れも怠ってしまうと、その部分で抱えきれなくなった髪の毛やぬめりが、排水路へと流れていってしまいます。

そうして流れていった汚れは、手の行き届かない排水路内にこびり付いていき、排水管自体の劣化を招いて水が流れにくくなる原因となるのです。そうなる前にも、必ず週に1〜2回はヘアキャッチャーに溜まった髪の毛や、ぬめり汚れを掃除するようにしましょう。

・排水管が劣化している場合
蓄積された汚れや、年数が経つにつれて排水管が劣化し、詰まりやすくなってしまう場合もあります。劣化による水道管へのダメージは大きく、サビついてボロボロになってしまい、さらなる汚れが蓄積してしまうのです。

この場合は排水管の交換が必要となるので、技術面で優れた保証ができる、水道局指定工事業者に修理を依頼することをおすすめします。水道局指定工事業者でない場合は、管の交換作業ができないので注意してください。

溜まった汚れを掃除しましょう

キッチンやトイレなどの他の水回りと同じように、お風呂場も排水路の定期的なお手入れがとても大切です。髪の毛やゴミなどの目で確認できる汚れがひどい場合は、歯ブラシやワイヤーブラシなどを用いて、汚れを徹底的に取り除くようにしましょう。またそのようなゴミが溜まっている状態では、そこからカビやぬめりなどが発生している場合がほとんどです。

それらのしつこい汚れに関しては、重曹とクエン酸（お酢）を用いて分解して、パイプユニッシュなどの専用の洗剤を用いて汚れを落とせます。排水路の汚れを専用としたこれらの洗剤は、固まっていた汚れの成分をじっくりと分解する働きがあるので、効果的に詰まりを解消することが可能です。定期的に排水路の汚れを落とす作業で、水が流れやすい環境を日頃から作るよう心がけましょう。