水のコラム
岐阜県が誇る美しい湧き水スポット|地域の宝を守る水質管理【水道職人:プロ】
岐阜県は、豊かな自然に恵まれた美しい湧き水の宝庫です。
清らかな地下水がこんこんと湧き出る大垣市や、名水百選に選ばれた岐阜市の水源など、県内各地に点在する湧水スポットは、地域住民に今もなお愛され続けています。
こうした貴重な水資源を守り続けるために、どのような取り組みが行われているのでしょうか?
この記事では、水質管理に対する取り組みなどにも触れながら、岐阜県の湧き水の魅力をご紹介したいと思います。
大垣市の豊富な自噴水群
大垣市は、県内でも特に湧き水が豊富な地域として知られています。
市内各所で地下深くから清らかな水が自然に湧き出し、「水都大垣」と呼ばれる所以となっています。
加賀野八幡神社井戸の魅力
大垣市を代表する湧水といえば、加賀野八幡神社井戸です。
深さ136メートルから湧き出すこの清らかな地下水は、昭和61年に「岐阜県の名水」に選定され、平成20年には「平成の名水百選」にも選ばれました。
この湧水の特筆すべき点は、希少な淡水魚「ハリヨ」の生息地になっていることです。
ハリヨは水質の変化に非常に敏感な魚で、その生息は水の清さを証明する指標でもあります。
古くから安産の神として信仰を集める加賀野八幡神社とともに、地域の人々に大切に守られています。
市民に愛される湧水スポット
大垣市内には他にも魅力的な湧水スポットが点在しています。
大垣駅前に近い「大手いこ井の泉緑地」は、地下から湧き出る水が多くの市民に親しまれている湧水スポット。
平成15年に整備されたこの泉は、中心市街地の憩いの場として重要な役割を果たしています。
また、春日神社の「春日の宮湧き出ずる名水」は、地下201メートルという深さからの豊富な水量が特徴です。
昭和37年に掘られたこの自噴水は、神社の氏子総代によって大切に管理され、地域のシンボルとなっています。
岐阜市の名水と清流長良川
岐阜市もまた、美しい水に恵まれた地域です。
特に長良川とその流域は、県を代表する水の名所として多くの人に愛されています。
平成の名水百選に選ばれた達目洞
岐阜市の達目洞(だちぼくぼら)は、「平成の名水百選」に選定された貴重な水源です。
この地域の水は、水質や水量、保全状況などが優れており、昔から地域住民に親しまれてきました。
清らかな水の流れは、四季を通じて訪れる人々の心を癒やしています。
岩舟渓谷・萩の滝の四季
「岐阜県の名水」として選定されている岩舟渓谷・萩の滝(いわふねけいこく・はぎのたき)は、百々ヶ峰(どどがみね)から発する渓流が二段に流れ落ちる美しい景観を作り出しています。
荒々しく流れる渓谷と滝が織りなす四季の風景は、多くの人の心を掴んで離しません。
岐阜市では毎年この滝の水質調査を実施し、美しい水環境の保持に努めています。
湧き水を守る地域の取り組み
これらの美しい湧水が今も清らかさを保っているのは、地域の人々による熱心な保護活動があってこそです。
加賀野八幡神社では、加賀野名水保存会が月2回程度の清掃活動を実施し、ハリヨの保護やホタルの育成にも取り組んでいます。
各神社の総代や地元保存会も、それぞれの湧水スポットで清掃活動や周辺整備を継続的に行っています。
また、下呂市の水神の水では、地元酒屋が湧水を活用した日本酒「水神南ひだ」を製造し、湧水のPR活動を展開するなど、創意工夫に満ちた取り組みも見られます。
良質な水を保つために
ここまでご紹介したように、美しい湧水を維持するためには、適切な水質管理が欠かせません。
自然の恵みである湧水も、周辺環境の変化や汚染源の影響を受ける可能性は十分にあります。
定期的な水質検査により、安全性を確認することが非常に重要なんです。
家庭での水質管理も同様に大切です。
湧水を愛する気持ちと同じように、身近な水環境にも気を配ることで、より豊かな水のある暮らしを実現できるはずです。
岐阜県の美しい湧水は、自然の恵みと人々の努力によって守られている貴重な財産。
これからも地域一体となって、この宝を大切に受け継いでいきたいものですね。
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