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水のコラム

エコな再生紙のトイレットペーパーはつまりやすいって本当?つまりの対策は

2024年09月13日 つまりのトラブル


近年、環境に配慮した製品が数多く生産されており、その中には再生紙で作られたトイレットペーパーも含まれます。
価格帯が比較的安価で、環境にも優しいと聞くと、再生紙のトイレットペーパーを使ってみようと思うのではないでしょうか。
 
しかし、再生紙のトイレットペーパーはつまりやすいという話を聞いたことはありませんか?
インターネットで検索すると、再生紙のトイレットペーパーに変えてからつまるようになったという話も出てきます。
 
再生紙のトイレットペーパーは本当につまりやすいのでしょうか?
また、つまりやすい場合、なぜつまりやすくなってしまうのでしょうか?
 
今回は、再生紙のトイレットペーパーがつまりやすいと言われる理由や、つまりの対策についてご紹介します。
 

再生紙のトイレットペーパーがつまるは間違い


再生紙のトイレットペーパーだからといって、つまりやすくなるということはありません。
 

JIS規格を満たしていればつまりにくい

日本で製造されているトイレットペーパーにはJIS規格(日本産業規格)が設けられており、JIS規格を満たす製品であれば、過剰に使いすぎない限り、基本的にはつまりません。
 
しかし、排水管の状態や排泄物の量によっては、再生紙のトイレットペーパーを少量しか使っていない場合でも、つまってしまうことはあります。
これはパルプ100%でできたトイレットペーパーでも同じため、再生紙だからという理由ではありません。
 
JIS規格では、トイレットペーパーの材質や形状・寸法、破裂強さ、水によるほぐれやすさなどが定められています。
 
参考:日本産業規格 トイレットペーパー┃経済産業省 関東経済産業局
 

製品への印象

再生紙でできたトイレットペーパーは、その言葉の通り、古紙などの再生紙が原料です。
そのため、「再生紙」という言葉で、つまりやすいというイメージを、もたれる方がいらっしゃいます。
特に、一昔前の品質があまり良くなかった頃に、再生紙で作られたトイレットペーパーを使ったことがある方には、良い印象をもたれていないということがあります。
 
現在は品質が改善され、手触りはパルプ100%を原料にしたものと遜色がありませんが、以前はゴワゴワとした手触りで、肌当たりも悪く、硬い紙質でした。
この頃に使ったことがある方には、再生紙のトイレットペーパーは品質が悪く、つまりやすいという印象を与えてしまっているのです。
 
また、再生紙でできたトイレットペーパーには、黒い点が付いている場合があります。
再生紙でできたトイレットペーパーは無漂白の場合が多く、原料が古紙100%ということも少なくありません。
そのため、古紙のインクが黒い点となって、トイレットペーパーの表面にあらわれてしまうことがあります。
この黒い点が汚れのように見え、品質が悪いと受け取られてしまうこともあるのです。
 
黒い点は人体に影響がないため、安心して使えます。
 

海外製品と混同されている

海外製のトイレットペーパーはコストパフォーマンスの面に優れ、人気があります。
しかし、日本のJIS規格に合わせて作られた製品ではないため、水に溶けにくく、少量でもつまってしまうことがあるのです。
これには、日本と諸外国のトイレ事情の違いが関係しています。
 
古くから、日本ではトイレットペーパーをトイレの中に捨てていました。
時代の変化に伴いトイレが水洗式になった後も、トイレットペーパーをトイレの中に捨てる習慣は変わらず、日本製のトイレットペーパーは水で溶けやすいように作られ、トイレの排水管も、トイレットペーパーなどの水溶性の物質ではつまらない太さと強度を備えています。
 
しかし、諸外国ではトイレットペーパーをトイレの中に捨てず、備え付けのごみ箱の中に捨てているのです。
公共のトイレを使ったときに、トイレットペーパーをサニタリーボックスや、ごみ箱に捨てることを禁止する英語などで書かれた注意書きを、目にしたことがある方は多いのではないでしょうか。
これは、日本と諸外国のトイレ事情に違いがあるため、張り出されている注意書きです。
 
諸外国でトイレットペーパーを水洗しない理由には、下水道の設備が整っていないことや、排水管が日本ほどしっかりと機能していないこと、そもそもトイレットペーパーを使う習慣がないことなどが挙げられます。
 
トイレで水洗できない国で製造されたトイレットペーパーは、水にほぐれやすいという性質はもたないのです。
 
海外製のトイレットペーパーはシンプルなデザイン故に、再生紙で作られたトイレットペーパーと混同されているケースがあります。
 

つまらせないための対策


JIS規格を満たしている再生紙のトイレットペーパーはつまりにくいですが、使い方次第ではつまってしまいます。
つまらせないためには、使い方に気を付けましょう。
 

過剰に使わない

トイレットペーパーを使うときは、適切な量を使うようにしましょう。
トイレットペーパーを過剰に使うことは、トイレをつまらせる原因の一つです。
 
しかし、適切な量とはいっても、使う人ごとに適切な量の基準は異なるでしょう。
適切な量が分からないときは、排泄物が手に付着しない程度の量だと考えてください。
具体的には、シングルの場合は10枚程度、ダブルの場合は5枚程度です。
ミシン目がないときは、1枚あたり約20cm~25cmと考えてください。
 
ただし、これは非節水型のトイレの場合です。
節水トイレは商品ごとに、推奨されている量が異なります。
節水トイレを使っている場合、取り扱い説明書やメーカーホームページで確認するようにしましょう。
 

節水しない

トイレットペーパーを多く使ったときや、排便のときなど、小水洗で流すことは控えましょう。
小水洗は大水洗よりも水量が少なく、小水洗による水洗は、つまりを起こす原因になってしまいます。
 
節水のために小水洗を使う方もいらっしゃいますが、排泄物の種類や状態・量、トイレットペーパーの必要量などで、水洗を使い分けるようにしましょう。
 
また、節水のためにトイレタンクの中にペットボトルなどを入れて水量をかさ増しさせている場合、大水洗でも水量が足りずにつまりを起こす可能性があります。
節約したことで修理費用が発生しては意味がないため、水量をかさ増しするような節水は控えましょう。
 

数回に分けて流す

排泄物の量が多いときや、トイレットペーパーをたくさん使う必要があるときは、1度で全部流そうとはせず、複数回に分けて流してください。
 
排泄物だけを最初に流してしまったり、トイレットペーパーも2回使うたびに1度流すなどの工夫を凝らしましょう。
 

排水管のメンテナンス

いつもよりも流れるのに時間がかかると感じるときや、封水の戻りが少ないと感じるとき、水洗のときにゴポゴポと異音がするときなど、水洗時に違和感を覚えるようになるケースがあります。
このようなケースでは、排水管にトイレットペーパーのカスなどが蓄積され、排水管内部が狭くなり、つまりを起こしやすい状態になっていることが考えられるでしょう。
 
水洗時に違和感を覚えたときは、ぎふ水道職人などの水道修理業者に依頼し、排水管の状態を視てもらった方が良いかもしれません。
 
違和感をそのままにしておくと、つまってしまい修理が必要になります。
排水管に蓄積したトイレットペーパーのカスなどは、ご自分で取り除けませんし、時間経過で流れていくということもありません。
ぎふ水道職人などの水道修理業者で、専用の機材や薬剤を用いて取り除く必要があります。
 

トイレのつまりはぎふ水道職人へ!


トイレのつまりは、ぎふ水道職人にお任せください!
ぎふ水道職人には、トイレつまりなどの水まわりトラブルのエキスパートがそろっています。
 
意外に思われるかもしれませんが、トイレがつまる原因の多くは、トイレットペーパーによるものです。
トイレットペーパーは水で溶けるものという認識を多くの方がもっていますが、どれだけ使っても水で溶けるものと勘違いされていることも多いのです。
 
水洗のあとに、トイレの便器の中にたまっている封水という水にトイレットペーパーのカスが残っているときは、1度の水洗で流れ切らない量を流している証左ですが、つまるまで使いすぎていたと気が付かれない方は多くいらっしゃいます。
封水の中に残るトイレットペーパーのカスは、水圧が足りていないや、水量が足りていない、排水管が狭くなっているなど、トイレのつまりを起こす前兆のサインや、トイレの各部品にトラブルが起こっているサインの場合もあるでしょう。
 
また、トイレットペーパーは水で溶けるので、つまりを起こしても時間経過で流れていくことがあります。
水洗時に多少の違和感を覚えていても、次に使うときにトラブルが起こらず流れていけば、偶然やたまたまと片付けられ、つまりが起こる前兆のサインも見逃されてしまうのです。
 
つまる前兆のサインを見逃さず、ぎふ水道職人にご相談をいただければ、完全につまってしまう前に対処できるため、つまりで汚水があふれ出すというリスクや、修理費用が高額になるという状態を回避できます。
 
もちろん、完全につまってしまったときも、ぎふ水道職人にご依頼いただければ、最寄りのスタッフが迅速につまりを取り除く作業をいたします。
 
トイレのつまりでお困りの際は、ぎふ水道職人までお気軽にご相談くださいませ。
 

まとめ

日本製の、再生紙を使ったトイレットペーパーは、JIS規格を満たしているので過剰に使わない限り、原料が再生紙という理由でつまることはありません。
しかし、原料がパルプ100%のトイレットペーパーと同様に、過剰に使うことでつまりを引き起こす原因になるでしょう。
 
トイレのつまりが起きたときは、ぎふ水道職人などの水道修理業者に依頼しましょう。
 
最後に、岐阜県で購入できる、オリジナルデザインのトイレットペーパーについてご紹介します。
 
岐阜県瑞穂市にある中村製紙株式会社では、オリジナルデザインのトイレットペーパーを作れるのです。
原料には再生紙が使われており、エコな製品です。
オリジナルデザインにできるのは包装紙部分のため、個人でも企業でも使いやすいのではないでしょうか。
 
参考:オリジナルトイレットペーパー┃中村製紙株式会社

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