水のコラム
浴槽塗装で可能な範囲と交換との違い。注意すべきポイントも。
毎日使用する浴槽ですが、購入したときに比べてツヤが失われ汚れが目立ってきたと感じることはないでしょうか。浴槽は毎日の使用によって汚れが付着しキズが目立ってきます。そんなときにおすすめなのが浴槽塗装です。
浴槽塗装により浴室のイメージを大きく変化することができます。
そこで今回は浴槽塗装で出来ること、浴槽塗装のメリット、塗装と交換の違い、浴槽塗装の注意点について詳しく解説します。
浴槽塗装でできること
浴槽塗装は浴槽に付着している汚れを落とし、浴槽の穴やキズを専用のパテなどを使って修復し、樹脂などの塗料で塗装する工事です。浴槽は毎日使用する場所であるため、掃除をしていても汚れが付着してしまったりキズができてしまったりします。
同じ長年使用し続けていると、購入当時のツヤが失われ汚れが目立ち色あせてしまいます。浴槽は経年劣化によって、サビやカビが発生しやすくなり、ひびや膨れが起こってしまいます。
そのような状態になっている浴槽に対して浴槽塗装を行うことで、これまでとは違う色に変えることもでき、浴室のイメージを大きく変化させることもできます。また、表面の汚れやキズもカバーできるため色を塗り替えるだけではなく新品のようなツヤや質感を取り戻すこともできます。
浴槽塗装の色については様々な色や模様から選択できます。もちろんこれまでと同じ色や模様にすることも可能ですし、女性に人気のシャーベットカラー、砂や木目をイメージした模様、大理石などの天然石をイメージした模様など非常に多くのラインナップから選択可能です。
浴槽塗装のラインナップは塗装業者によって異なります。詳しいラインナップについては塗装業者に問い合わせて確認してみましょう。
浴室はもともと狭い空間のため、浴槽を変化させるだけで雰囲気を大きく変化させることができます。長年使用している方や浴室の模様替えをしたいと考えている方は一度検討してみてはどうでしょうか。
浴槽塗装のメリット
浴槽塗装を行うことによるメリットはどのようなことがあるのでしょうか。ここでは浴槽塗装によって受けられるメリットをご紹介します。
費用が安い
まず浴槽塗装は他のリフォームと比較して安く施工できるという点でメリットがあります。
塗装する浴槽によっても変化しますが、費用の平均としては9.5万円~15万円ほどとなっています。
浴槽自体を交換する場合には、相場として10.5万円~52万円となります。ユニットバス交換に至っては安くても50万円、高い場合には150万円にも上ります。これらからわかるように、浴槽塗装は安価にできる浴槽のリフォームといえます。
工期が短い
浴槽塗装は他のリフォームと比べて工期が短いことも特徴の一つです。
浴槽塗装のみの工事では1~3日ほどで完了します。一方で浴槽交換では1日~1週間、ユニットバス交換では4日~1週間となります。
お風呂は毎日使用する場所ですので、工事期間が短いことは非常にうれしい点と言えるのではないでしょうか。
浴槽のサイズや形状が特殊な場合でも施工可能
浴槽の塗装では浴槽のサイズや形状に関わらず施工が可能となります。
浴槽塗装以外の工事であれば、状況によっては非常に高額になったり施工自体ができなかったりすることが考えられます。浴槽交換の工事の際、お風呂が据え置きではなく埋め込み式の場合には浴槽周囲の解体が必須となるため非常に複雑で大掛かりな工事となります。
ユニットバス交換工事の際には、柱が邪魔で工事ができない、サイズが丁度合うユニットバスがないなどと言う問題が発生します。浴槽が鋳物ホーローのときには、浴槽がかなりの重量ということもあり、搬出自体ができないという可能性もあります。
以上のように工事内容によって大掛かりになったり施工自体ができなかったりする場合がありますが、浴槽塗装であればそのような問題が発生することはありません。大掛かりな工事をすることなく、形状が複雑でも施工可能なことはメリットと言えるでしょう。
廃材が少ない
浴槽塗装の工事では従来の浴槽をそのまま利用するため大きな廃材が出ることはありません。廃材が出ないということは処分するための費用もいらないため、経済的かつ環境にも優しいという点があります。
しかし、浴槽の状態によっては浴槽自体を交換した方が良い場合などもあることをおさえておきましょう。
浴槽塗装と交換は何が違う?
ここでは浴槽塗装と浴槽交換の違いをご紹介します。
浴槽塗装は浴槽交換と比べて工期と費用の点で大きく異なります。先述の通り浴槽塗装は安価で短い期間で工事が完了します。浴槽塗装であれば安い場合、FRP/人工(人造)大理石で7万円から、ホーロー製で8万円から施工可能です。
一方で浴槽を交換するとなると新しい浴槽の費用や大掛かりな取り外し工事などで費用がかさみ、10.5万円~52万円ほどになります。さらに、浴槽塗装は1~3日で工事が完了するのに対して、交換では長いと1週間ほどかかります。
浴槽塗装がおすすめの人
まだ数年しか使用していないけれど購入当時のツヤがなくなってきた、浴室のイメージを変化させたいという方には浴槽塗装がおすすめです。浴槽交換は高額なため、交換するほど傷んでいない場合には浴槽塗装を検討してみましょう。
浴槽交換がおすすめの人
浴槽の状態によっては塗装が難しいこともあります。浴槽やお風呂のリフォームは20年が目安と言われています。15~20年使用している場合には、浴槽の状態や業者からのアドバイスを参考にして決めるようにしましょう。
非常に長い期間使用している場合には塗装ではなく交換した方が良いかもしれません。
浴槽塗装で注意すべきポイント
浴槽塗装では注意しなくてはいけないポイントがあります。ここでは浴槽塗装において注意すべきポイントについて解説します。
ステンレス製の浴槽の場合施工できないこともある
自宅の浴槽がステンレス製の場合には注意が必要です。ステンレス製の浴槽では浴槽塗装を行ってくれない業者があります。
ステンレス製の浴槽はサビにくい点や耐久性に優れている点から人気の素材となっています。しかし、塗装が難しいというデメリットも抱えています。
ステンレス製の浴槽は十分に下処理をして塗装したとしても塗料自体が付着しにくいという性質があります。そのためステンレス製の浴槽には塗装できないと判断している業者も一定数あります。
また、塗装はするけれどその後の保証はしないという業者もあります。業者側からしても十分な効果が得られない可能性があるとわかっているため、そのような対応となっているのかもしれません。
自宅の浴槽がステンレス製の場合には今一度塗装をするか考えるようにしましょう。
ホーロー浴槽では追い焚きができなくなることもある
ホーローは浴槽に使用さている一般的な素材の一つです。自宅の浴槽がホーロー製の浴槽の場合には、塗装後追い焚き機能が使えなくなる可能性があると覚えておきましょう。
知らずに塗装工事をして使えなくなるということを避けるために、ホーロー製の浴槽の施工実績がある業者にあらかじめ確認しておくようにしましょう。
塗装工事が出来る業者自体が少ない
実は浴室塗装を行っている業者自体が多くありません。塗装工事自体がまだ一般的ではないため、浴室のリフォーム業者でも塗装に対応していない場合があります。
工期が短く安価にできるリフォームですが、専門知識が必要な作業であること自体は他と変わりないため誰でも出来るわけではありません。地域によっては業者探しが大変になるかもしれません。
まとめ
今回は浴槽塗装でできること、浴槽塗装のメリット、浴槽塗装と浴槽交換の違い、浴槽交換の注意点について解説してきました。浴槽塗装は浴槽の汚れやキズを隠すことができ新品のような状態を取り戻すことができます。
また、浴槽の色や模様をこれまでと変えることで浴室の印象を大きく変化させることができます。浴槽交換など他のリフォーム方法と比べて非常に安価かつ短期間で工事が完了するため非常におすすめです。
浴槽の汚れやキズが気になっている方、浴室のイメージを変化させたい方は一度浴槽塗装を検討してみてください。
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