お風呂リフォームはマンションでも可能？方法を解説 -ぎふ水道職人 -岐阜県の水道修理、お風呂、トイレ、台所の排水管のつまり修理

マンションのお風呂を長年使用していると、リフォームをして改良したいところが出てくるかもしれません。ただ、マンションのお風呂リフォームは全て思い通りになるわけではありません。

マンションならではの制約があるため、事前に把握しておきましょう。
今回は、お風呂リフォームはマンションでも可能なのか、その方法について解説していきます。

マンションのお風呂を拡張することはできるのか？

お風呂が狭いので「お風呂自体を拡張したい」「大きなバスタブを置きたい」といった理由でリフォームを検討する人は多くいます。 手始めに、自宅のユニットバスの寸法を大まかに確認してみましょう。

ユニットバスの中には全製品メーカーに共通する規格サイズがあります。そのサイズ表記は「1216」「1418」などさまざまです。この表記は、お風呂場の壁面の「奥行き」と「幅」を組み合わせたものです。

たとえば、1418のときは、奥行140cm×幅180cmのユニットバスを指します。ただし注意しなければならないのは、外寸はメーカーによって違ってくるので、同サイズ表記のユニットバスを設置するために必要とされる空間に若干の誤差が生まれます。

したがって、現ユニットバスと同サイズを選択したとしても、 そのユニットバスがお風呂場に収まるとはかぎりません。リフォーム会社と相談しながら自宅にフィットしたユニットバスを選びましょう。

少し前のマンションでは、お風呂場のサイズにフィットするユニットバスのタイプが少なかったので、 原寸よりも小さいサイズのユニットバスが備え付けられていることがあります。

こういったケースでは、ユニットバスを取り替えるだけでお風呂場を拡張することができます
また他にも壁面の位置をずらしたり壁内部の配管の場所を変えたりすることで、お風呂場を拡張できる場合があります。
当然ながら、マンションの構造によっては、壁面の工事が難しい場合もあるでしょう。こういったケースでは、バスタブを大きくすることでお風呂場を広く見せるという方法がおすすめ。

現在のバスタブと壁面の間に空間があれば、現在のバスタブよりも大きいサイズに変えることができます。また、四角型のバスタブをラウンド型のタイプに変えるだけでも、若干の広がりを感じることができます。

ちなみに狭いお風呂場のリフォーム用のユニットバスを扱っている製品メーカーもあるので、自宅のお風呂場にフィットするサイズのものを選べます。ただし、現実的にお風呂場を拡張できるかどうか自分で判断するのは難しいので、 はじめに専門業者に現場調査を依頼してみましょう。

マンションのお風呂のリフォーム費用相場

マンションのお風呂リフォーム費用相場は、施工内容によって金額に大きな差が出てきます。それぞれリフォーム内容ごとの大まかな相場と工事期間を説明していきます。

・ユニットバス取り替え工事の場合：費用相場は50万円から150万円、工事期間は4日前後
・在来お風呂場からユニットバスへの変更工事：費用相場は65万円から150万円、工事期間は1週間前
・天井壁床の修繕工事：費用相場は10万円から30万円、工事期間は1日から2日
・バスタブの取り替え工事：10万円から55万円、工事期間は1日
・追い焚き設備の後付工事：費用相場は35万円から85万円、工事期間は1日から1週間

ちなみに、現在のお風呂場の状況によって施工内容が限られてきます。そのため金額に大幅な違いが出てくる場合もあります。自宅ではどのようなリフォームがどのくらいの予算でできるのか、お風呂場の工事に明るいリフォーム業者に依頼してみるといいでしょう。

マンションのお風呂のリフォーム費用をできるだけ安くするには？

お風呂のリフォーム費用をできるかぎりリーズナブルに済ませたいと考えている人は多いかと思います。ただし、安かろう悪かろうでは何の意味もありません。

お風呂場のリフォームを低コストで行うには、お風呂のサイズやランクだけでなく、専門業者の選び方もリフォーム費用に大きく関わってきます。 以下、お風呂のリフォーム工事を少しでもリーズナブルにするコツを紹介していきます。

業者による相見積もり
まずリフォームをしようと考えている人すべてに当てはまることですが、いくつかの業者から相見積もりを取ることをおすすめします。

全ての見積もりを比較検討してよりリーズナブルな専門業者を選ぶと言ったこともできますが、やり方次第では当初の見積もりよりもぐんと低価格にできることもあります。

全ての見積もりの誤差の詳細チェック
工事そのものの内容に大きな差はなくても、工事費用が専門業者により違ってくることが多々あります。また製品本体の価格も違ってくることもしばしばです。

見積書では工事の項目が話し合った通りになっているかチェックしましょう。詳細が明記されておらず、ざっくりと工事一式とだけ書かれている場合は注意し、どのような項目が含まれているのか確認してください。

見積書について疑問がある場合はすぐに業者に尋ねる
見積書の書き方や項目の記載事項は各業者によって違ってきます。よって、見積書の比較検討は若干難しいところもあります。しかし、見積内容をきちんと確かめてからリフォームを開始することはとても重要です。

見積書の内容にしっかり目を通し把握することで、専門業者側も誠実な対応をしてくれるはずです。

予算を提示
希望する予算を明確に提示することで、誠実な業者であれば予算に合わせてプランを出してくれます。優先したいポイントや理想の形などを共有しておくと、業者としてもイメージがしやすく、要望にマッチする提案をしてくれるでしょう。

実績のある業者に依頼
マンションのリフォーム工事を得意としている専門業者は、そのリフォーム工事に必要な製品や素材を他の専門業種よりもリーズナブルに仕入れることができます。

また、マンションリフォームの経験が豊富な業者であれば、そのマンションのお風呂の規格に合う施工方法やパーツなどを熟知しているでしょう。

水回り関連に強いリフォーム業者に依頼
先の項目と似てきますが、水回りのリフォーム工事を専門としている業者は仕入れ価格を安くすることができます。そのような業者に依頼するとき、他よりもリーズナブルな費用にできるはずです。

地元工務店にも依頼
大手製品メーカーは信頼感があり依頼したくなりますが、地元の工務店にも目を向けてみましょう。たとえ大手メーカーであっても、実際のリフォーム工事は下請けの専門業者がします。

よって、地元工務店などに依頼すると大手製品メーカーよりもリーズナブルにすることができるでしょう。近所の評判やウェブでの口コミなどがよく、経験豊富な業者は安心できる専門業者といえます。

工事完了直近に内容変更はNG
施工プラン決定後のオプションや取り消しなどの変更には追加料金が発生します。材料の準備はもちろんのこと業者の手配など着工に向けて動き始めてしまうと、廃棄材料や追加発注が必要になります。

したがって、途中で変更することなくリフォーム工事に移れるようにプランの段階できちんと話し合いの時間を持ちましょう。

マンションのお風呂をリフォームする際ときに注意したいポイント

ここまで「いかにリーズナブルにするか」について解説してきましたが、「低価格のパッケージリフォーム工事」には注意が必要です。

安いものには、理由があるのでしっかりと把握しておきましょう。

安さの理由
・大量に仕入れているので、顧客にもリーズナブルにリフォーム工事を提供できる
・他業者よりも工事にかかる費用をリーズナブルに設定している

注意事項
・大きく人件費を削減しているケース
・アフターケアが不十分なケース
・格安パックに含まれる工事内容で完全リフォームができるのか

以上、リーズナブルなサービスを提供できる理由と諸注意事項は必ず抑えておく必要があります。

まとめ

この記事では、お風呂リフォームはマンションでも可能かどうか、その方法について解説してきました。これからマンションリフォームを考えている方にとっては、シミュレーションしやすい内容だったのではないでしょうか。

高額なリフォーム工事なので、少しでもお得にという意識は大事ですが、安すぎる見積もりを提示されたときは、立ち止まって慎重になることも必要です。ぜひ本記事の内容も参考にしてみてください。