水のコラム
ツーホール混合水栓の交換方法を解説!業者に依頼したときの相場も紹介
ツーホール混合水栓とは、蛇口の取り付け穴が2つあるタイプの排水栓のことです。キッチンや浴室、台所を含めた至る所にツーホールタイプの水栓があります。使い続けると経年劣化により故障する可能性があります。
この記事では、ツーホール混合水栓の交換方法や、業者に依頼した際の相場を解説します。
ツーホール混合水栓を交換するポイント
蛇口交換を行う際に注意・確認すべきポイントを解説します。
同じ種類の蛇口を選ぶ
今使っている蛇口の種類を確認しましょう。
蛇口の種類を確認する方法は3つあります。1つ目が蛇口の根本にあるラベルや刻印より種類を確認すること。2つ目が水栓の取り扱い説明書に記載してある蛇口メーカーの種類を確認すること。3つ目が洗面台のメーカーから導き出して蛇口のメーカーを確認する方法です。
この3つの方法から蛇口のタイプを確認することができるので、同じタイプの蛇口を購入して作業に取り掛かりましょう。
取り付け穴のサイズ・穴心間の確認
取り付け穴の直径を確認しましょう。そしてツーホールの取り付け穴の中心から中心までの距離も確認する必要があります。
蛇口の大きさに対して取り付け穴が小さいと、物理的に入らないため自分での交換が難しくリフォームの対象になります。
逆に取り付け穴の方が交換する蛇口よりも大きいと空間ができてしまい、取り付けができません。取り付け穴が大きい場合は専用のアダプターを設置することで、蛇口を交換できます。
ツーホールは2個の穴の距離が一致しなければ蛇口の交換できないため注意しましょう。ツーホールの穴同士の距離や直径を測り、それに合う蛇口や水栓を選ぶことをおすすめします。
排水栓の種類を確認
蛇口の種類だけでなく、排水栓のタイプも確認しておく必要があります。
ポップアップ式
ポップアップ式はポップアップ操作棒という排水栓を操作するレバーを用いたタイプです。この操作棒が排水栓の蓋の開閉を管理しています。レバーを押すと排水栓の蓋が開き、引くと蓋が閉まります。
この排水栓は排水口に触らずに排水栓の開閉ができるので、手を汚さずに操作可能です。ポップアップ式から違うタイプへの交換は難しいですが、同じタイプへの交換は問題なくできます。
ワンプッシュ式
ワンプッシュ式は排水栓の蓋をボタン1つで操作することができます。ボタンを押すと排水栓の蓋が閉まり、再度ボタンを押すことで開きます。TOTO製品の多くはワンプッシュ式の排水栓を使っています。
名前の通りワンプッシュなので、誰でも排水口の調整が可能です。同じワンプッシュ式のタイプであれば交換可能です。
ゴム栓式
ゴム栓式はチェーンの繋がったゴム栓で排水口を直接塞ぐものです。ツーホールタイプで多く採用されています。交換する際は同じゴム製のものを使用しましょう。
他の2つと比較すると排水口も大きいです。排水が早いものの、落とし物などをしてしまった際はそのまま流れてしまうこともあります。チェーンが劣化すると切れてゴム単体になってしまうこともあります。
排水口を塞ぐ際は手で直接ゴム栓をしなければいけないため、衛生的とは言えません。また、ゴム栓やチェーンの置き場に困り水垢が溜まってしまうこともあります。
ツーホール水栓の交換手順
ツーホール水栓の交換の際に必要な道具はドライバー、六角レンチ、モンキーレンチ、水栓レンチ、交換予定の新しいツーホール混合水栓です。水回りの作業になるので、タオルやビニールシートもあると作業がしやすいです。
1.止水栓を閉める
初めに止水栓を止めましょう。給水管と給湯管を外す際や蛇口交換の際に、水が残っていれば水浸しになります。作業の妨げにならないように、交換場所である洗面台や台所の下にある止水栓を閉めましょう。
止水栓にも種類があります。ハンドルタイプのものだと手で回すだけで可能です。他にもマイナスドライバーで回すタイプもあります。時計回りで回すと閉まるので作業の1番最初に行いましょう。
2.給水管と給湯管を外す
次に既存の水栓と給水管と給湯管を外す作業です。ここで管の中に残っている水やお湯が溢れてくるのでタオルやビニールシートの準備をしておくと良いでしょう。
給水管と給湯管を外す際に使用するのはモンキーレンチ、水栓レンチです。この2つを使用してナットを反時計回りに回すとナットが外れます。
ナットは止水栓側の下側と蛇口方向の上側の2つあります。ナットは固く接合されているのでモンキーレンチと水栓レンチどちらも使用して一方を固定しながらナットを回すとやりやすいです。
上側の蛇口方向のナットはスペースが狭いので、専門道具である水栓レンチを使用してナットを回して給水管と給湯管を外しましょう。
3.蛇口を付け替える
給水管と給湯管を外す作業終了後に蛇口の取り替えが可能になります。取り替えの際に座金やパッキンなどのナットと給水管との密着を行う器具の劣化も確認しましょう。ここで部品交換や掃除をすることでより長く衛生的に使用できます。
洗面台の下からパッキン、座金、ナットの順番で取り付けを行い、固定します。水漏れや接合のために順番を守り、垂直に固定しましょう。給水管と給湯管を交互に確認しながら締め付けを行います。
4.逆止弁を付ける
給水管と給湯管を付ける前に、逆止弁があれば取り付けましょう。
寒い土地だと逆止弁がないことが多いです。逆止弁があると水抜きができません。水抜きは水栓の凍結を防ぐために寒い地域では必要です。
5.給水ホースを付ける
次に給水ホースを取り付けます。逆止弁がない場合は止水栓に直接給水・給湯ホースを接続し、逆止弁があれば逆止弁と蛇口とつなぎ合わせます。
ナットは上側と下側の2つあるので作業しやすくするために、作業しづらい上側のナットを仮締めしてから下側を締めましょう。
上下のナットを本締めするときに給水ホースが一緒に回ってしまうのでモンキーレンチと水栓レンチ、どちらか一方で給水ホースを押さえながら回すと良いです。ナットが緩んでいると水漏れの原因になるのでしっかりと締まっているか確認しましょう。
6.止水栓に接続する
続いて給水ホースと止水栓をつなぎます。止水栓を開放して水漏れしないか確認しましょう。特にナットの接合部分や止水栓のハンドルの根本から水漏れがしやすいので注意してみましょう。
一時的に水漏れがしていなくても時間が経ってから水漏れをすることがあるので、5分ほどそのまま放置することをおすすめします。
水が漏れてくる可能性として
・ナットの締めが甘い
・座金やパッキンの劣化や設置順番が間違っている
・水栓の劣化
上記の可能性があるのでしっかりと確認しましょう。
自分で交換できないケース
自分自身で水栓を交換できないことがあります。
・ワンホール水栓からツーホール水栓に変更したい
・取り付け穴のサイズや位置を変えたい
これらの状況では自身で交換することができず、水道業者へ依頼する必要があります。給湯用の配管を引っ張る工事や取り付け穴の形を変更するリフォームが必要です。
業者に依頼したときの相場
自分で交換できる自信がない場合や、洗面台のリフォームや配管工事が必要なケースは、業者へ依頼しましょう。
リフォームは洗面台のサイズで決まるため、代金の振り幅が大きいです。洗面台は7〜50万程度でリフォーム可能です。配管工事だと約5万円前後で行え、蛇口の交換の場合1〜2万台で依頼できます。
業者を選ぶポイント
業者を選ぶポイントは3つあります。
・見積もり料金や出張料金が無料
・オプションやアフターフォローを確認する
・相見積もりをとる
部品をあらかじめ準備できれば、料金を抑えられます。1つの業者で決めるのではなく、他の業者にも見積もりをしてもらう相見積もりも効果的です。
まとめ
ツーホール混合水栓を交換する際は、水栓や取り付け穴を確認し、正しい準備や交換の知識が必要です。
水栓の取り扱い説明書に交換方法やメーカーの種類など記載しているので保管しておくことをおすすめします。
わからないまま交換してしまうと故障や水漏れの原因になるため不安な方は業者へ依頼するのも1つです。使い続けると劣化してしまうものなので、適切な取り扱いをしていきましょう。
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